「中国人との交流」井口智奈(中国伝媒大学)

私の場合、在籍環境や偶然のおかげで自然と中国人学生と知り合う機会に恵まれていると思う。今回の話題についてパターン別に紹介したい。

クラスメイト編

以前にもお伝えした通り、私は現在中国人学生(本科生)のクラスに所属している。ほとんどの授業を同じメンバーで受けるため、秋学期の終わりごろには毎授業ごとに挨拶やちょっとした会話をする仲になった。

特に思い出深いのが、11月中旬に行われた新入生向け運動会だ。
私の学校の運動会は、全専攻の新大学1年生が自分の出場したい競技を選んで名簿に記入する仕組みの、希望制のイベントだった。
興味はあったものの私は運動神経が悪く、また中国語も流暢ではないから迷惑をかけてしまうかもしれない……と参加を迷っていた。

そんな時、仲の良いクラスメイトが「せっかくだから一緒に出ようよ!」と声をかけてくれた。

その声に勇気をもらい参加を決めたのだが、結果的に参加してよかったと心から思う。皆の活躍を目の当たりにし、周囲に色々と助けてもらいながら参加手続きを進める中で、クラスメイトとの距離がグッと縮まった。

競技では自分の想像以上に足が動かず、成績的には大損害を出してしまったものの、クラスメイトが労いのお菓子をくれたり、競技中「頑張れ!」と日本語で声をかけてくれたりと、その暖かさが心に沁みた。学生生活ならではのとても良い1日だった。

写真右が自分。クラスメイトがたくさん写真を撮ってくれて嬉しかった。

偶然の出会い編

留学当初の9月頃、日中友好協会がサポートする訪中視察団の皆さんがたまたま私の学校にいらっしゃる機会があった。偶然食堂で隣り合わせになりお話をする中で、訪中視察団をアテンドするボランティアを行なっていた日本語専攻の大学院生の方々を紹介してもらえることになった。

その日は連絡先交換をするのみに留まったものの、その後改めて一緒に食事に行き、今でも交流が続いている。彼らの中には授業の一環で今後日本に短期留学をする予定の方もいるので、その時はぜひ日本の街を案内したいなと思う。

旅先編

1月下旬に中国国内3省5都市を回る旅行に出かけ、何度か鉄道を使って移動をした。

その際思ったのが、中国では車内で席が近い人同士でよく会話をするなということだった。荷物を積み込む時に「手伝うから貸して!」とすぐ手を差し伸べてくれたり、行き先や発着時間を確認しあったり、近くの席でトラブルがあった時に「〜してくれない?」と頼まれたり……。
途中、3人がけの席の私以外の2人がしばらく話し込んでいるので「ご友人なのかな?」と思っていたらうち1人が途中下車し、特に知り合いではなかったということもあった。

私も何度か話しかけてもらったが、拙い中国語で返答していたのでおそらく外国人であることは相手にバレていたと思う。しかしそれに対して特に突っ込むこともせず会話を続けてくれたことが個人的にはありがたかった。

 

1月はこれまでの生活圏より遠方に出かけることが多かった。普段学校周辺で接する留学生対応に慣れている中国の方と違って、旅先ではこちらが外国人だと気づかれないままに話しかけられることが多く、会話力を鍛えるのに適した環境だと感じた。
残りの日々も臆せず外に出て、より多くの中国語に触れていきたいと思う。

 

旅行は四川省、雲南省、貴州省に行きました!