「中国留学 〜前期を終えて〜」山内美空(復旦大学)

9月に始まった留学生活も半年が過ぎた。自分自身の未熟さを実感し、なんとか乗り越える毎日だった。初めての外国での生活だったため、最初は楽しさよりも寂しさやつらさのほうがずっと大きかった。しかし、与えられた機会を無駄にするわけにはいかない、そう自分に言い聞かせて生活してきた。最初の1週間が一番大変で、入学手続きや口座開設、電話番号取得など、様々な手続きをした。中でも、居留許可の取得が一番緊張した。なぜならば、中国語がほぼ聞きとれないなか素早く終わらせる必要があり、その過程も複雑だったからだ。

それらを無事に終えられたのは、ルームメイトや、日本人の友人がいたからである。支え合い、ともに半年間過ごしてきたことは忘れられない大切な思い出だ。そして、心配性で臆病な私は、中国で生活する上で全くなかった度胸が少しずつ身についていった。留学も1か月が経つと、中国語や1人での生活にも慣れてきた。半年になってやっと、中国語で不安になることも少なくなった。また、趣味嗜好も変わり、時間の使い方も大きく変わった。留学生活では、自分の変化を実感することが多かった。

復旦大学光华楼。遠くからでも目立つ大きな建物。多くの学生がここで勉強している。

日本との違い

中国社会の様子は、やはり中国で実際に生活してみないとわからない。中国は人と人の距離が非常に近い。日本では他人から話しかけられることはほとんどないが、中国では様々な場面で話しかけられる。この文化に最初はなれず、中国語も聞き取れなかった。しかし、慣れてくると違和感を感じなくなる。また、言語の違いからも考察できる。日本語では、仲の良い人以外には意識した敬語を使うが、中国語はそこに区別が薄い。だからこそ、誰にでも話しやすいし、話しかけられやすい。敬語を使うとき、やはり人は緊張し、人との間に壁が生まれる。

デリバリーを頼んだ時に思わぬ場所に届き、さらに荷物が柵に刺さっていた。ここを見つけるまでに友達と探しまわり、とても楽しかった。

私の好きなもの

中国語を使い、中国の人や文化に対する理解を深めてきた。その中でも特に中国の建築に興味を持った。中国に来る以前から、中国の長い歴史をもつ建築物を見ることを楽しみにしていた。中国にはさらに、巧みなデザインの現代建築が溢れていた。魅力的な建築物で溢れていた。中国は、単に歴史の長い国などではなく、世界の最先端を作っている国でもあると実感した。

ショッピングモールの内装もカッコよく、目を惹かれた。

上海―黄浦

今後の目標について

長い冬休みが終わり、2月末から春学期が始まる。秋学期のクラスからは二つクラスが上がり、より複雑な中国語を学べる。現時点での中国語の実力に満足せず、基本的な予習復習を徹底したい。さらに、授業以外において、中国語で会話する際、まだまだ聞き取れないことが多い。意味は伝えられるが分の組み立てが素早くできない。今までに学んだことをよく復習し、より正確に話せるよう勉強していく。

また、現在、ビザ免除が厳しく、日本から気軽に来ることができない。そのため、私は、中国の文化、そして社会の変化について深く理解し、中国を伝えられる日本人になりたい。そして、中国に興味がある人物に手を差し伸ばし、支えれるように変わらなければならない。これらを強く心に留めて、残りの半年間を歩み進んでいきたい。