「中国留学 前期を終えて」佐藤 穂乃美(重慶大学)

先日、重慶大学での前学期を無事に終えることができました。9月に重慶に来てから約半年が経ち、あっという間だったように感じますが、振り返ってみるとこの期間で多くのことを経験しました。

わたしがこの留学で一番に掲げている目標は「中国語の会話力を伸ばすこと」ですが、この半年間で最も伸びた部分だと感じます。重慶大学に日本人学生が少ないということもあり、クラスにも寮にも日本人はわたし一人だけで、不安もありましたが、中国語しか使えない環境が自分には合っていたのだと思います。

前期中間、期末試験でも口語のテストがありましたが、中間試験時と比べて期末試験の際は自分の考えをスラスラと伝えることができました。わたしはよく中国語を話すことに自信がないと口にしていたのですが、先生から「わたしはあなたが話せるって知っているよ」「クラスメイトには会話力が高い子も多いけど、クラスの中で発音が良いのはあなただよ!もっと自信を持っていいよ」というフィードバックをいただけたことが非常に嬉しく、印象に残っています。

学習面以外では、日々の友達との交流も非常に貴重な経験だと感じています。中国はもちろん韓国、タイ、ベトナムなどのアジア各国以外にも、ヨーロッパ、ロシア、アフリカ、南アメリカなど様々な国籍の友達ができました。友達との交流を通して、中国にいながら世界各地の文化や習慣を知りました。挨拶などの簡単な言葉を教え合ったりして、数カ国の友達が集まってご飯を食べるときには各国の言葉で乾杯をします。友達もいくつか日本語を覚えて、例えば、ベトナム人の友達がベトナム語には食事前の挨拶がないからと「いただきまーす!」と日本語で言ってからご飯を食べ始めるようになりました。わたしも友達の国の挨拶や流行語をいくつか教えてもらいました。もともと内向的な性格の自分が、ここまでグローバルに交流するようになるとは留学前は想像もしていませんでした。前期が終わって帰国してしまった友達もおり、簡単に会えなくなってしまいましたが、時々連絡を取って近況を報告し合っています。

後期では自動的に一つ上のレベルのクラスに上がるので、学習内容も難しくなりますが、モチベーションを落とさずに頑張りたいです。また、新しく来る留学生との交流も楽しみです!7月まで残りの期間、悔いが残ることのないように過ごしたいと思います。

 

①12月末には設置されていた新年のオブジェ

 

②タイ人の友達とトムヤムクン風の火鍋を食べに行きました

 

③ベトナム人の友達からいただいたお菓子