「中国留学 前期を終えて」大宮千尋(北京語言大学)

前期の授業が全て終わりました。残りの留学生活をより良いものにするために、前期を振り返り、良かった点、悪かった点になどについてまとめていきたいと思います。

 

大学の授業、生活、成績

大学の授業は一週間のうちに総合中国語が6時間、ビジネス中国語が4時間、HSK6級が4時間、四字熟語が2時間、中国史が2時間でした。総合中国語のみ必修でそれ以外は、選択科目です。私は周囲の学生と比べて多めに履修していました。そのためか、授業を受けるだけで精神的にも身体的にも疲労が溜まってしまい、休日は宿舎に籠っていることが多かったです。授業を多く履修している分、期末試験やレポートの量も多くなり手が回らなくなるのではないかと不安でしたが、幸いなことに5つの授業全てで100点満点中95点以上の好成績を取ることができました。

 

日中の授業の違い(総合中国語)

授業は日本と比べ、覚えなくてはならない単語量が圧倒的に多く、進むスピードが速いです。また授業の進め方も異なる部分があります。私が日本で通っていた大学の授業では基本的に文章読解、単語解説、文法解説、練習問題という流れで進められていました。一方留学先の大学ではそれらに加えて意味が似ている単語の比較、修辞法(文章を書く上でのテクニック)の指導などが含まれており、私にとってそれがとても新鮮でした。また作文、発表などの課題が多く、アウトプットする機会が多いというのも大きな特徴だと思います。

 

反省点

前期で一番反省していることは人と交流することを自ら避けてしまっていたことです。私は昔から人付き合いがあまり得意ではありません。中国語がここまで上達したのも、中国語の勉強を始めた1、2年目が丁度コロナの時期と重なり、人との接触が少ないおかげで人間関係に悩まされることなく勉強に集中できたという点が大きかったと思います。しかし3、4年目になるとそれが仇となり、会話力、表現力が大きな課題となりました。就活のタイミングをずらしてまで中国留学に行くことを決めたのは、現地の人と沢山交流してアウトプットの力を伸ばしたいという思いがあったからです。しかし前期では勉強のストレスを言い訳にして殻に閉じこもってしまったので、そのことを少し後悔しています。来学期はこの反省を生かし、毎週実施されている学生交流会に参加して中国人学生とお話しする機会を増やしたいと考えています。また、前にも書いたように前期は授業だけで精一杯になり、外出することが少なかったので、後期はもっと多くの場所に足を運び、中国の風土に触れたいと思います。

 

留学に来て変わったこと

11月の終わり頃から自分の中で変化がありました。それは授業内で積極的に発言をするようになったことです。以前は間違えたことを言ってしまうのが怖くて、恥ずかしくて、ただ先生やクラスメイトの話を聞いていることしかできませんでした。しかし周りの学生を見てみると皆堂々としていて、自分から質問をしたり、意見を言ったりしています。そんなクラスメイトの姿に感化され、私も少しずつ授業内での発言量を増やしていきました。そして発言をするうちに、あることに気が付きました。大勢の前で間違えることは確かに恥ずかしくて悔しいけれど、その分記憶にしっかり刻まれるので勉強効率が良いのです。そのことに気づいてから、授業中はミスしてなんぼだと思えるようになりました。

 

このような前期の反省点や学んだことを活かして、今後も中国語のスキルアップに努め、同時に中国文化、社会、歴史への理解を深めていきたいと思います。

中国伝統楽器の演奏会

 

中国伝統演劇の舞台