「中国留学 ~前期を終えて~ 」京谷 礼奈(北京師範大学)

来る前は不安ばかりだった留学生活も、あっという間に前期が終わってしまいました。よく留学から帰ってきた方々が口をそろえて言う「一年あっという間だよ。」という言葉を、今身をもって感じています。今回のレポートは前期を振り返り、私の反省点も含め感じたことを書きたいと思います。

はじめに大学入りする日について。8月21日から寮に入れたのですが、私は大学の送迎がある8月26日(土)に中国に着きました。なんとこの土日に中国人も大学入りしており、大学内に中国人学生+ご両親がいたのでとても人が多く、何をするのも一苦労でした。遅く入ったこともあり、入学手続きの予約もなかなか取れず全ての手続きが上手く進みませんでした。送迎も空港に着いてから何時間も待たされかなり時間を無駄にしましたし、早めに入った子はすんなり手続きが出来たと聞き、日付選びに失敗したなと思いました。といっても、北京師範大学はかなり外国人の受入れ体制が整っている大学だと思います。留学課の方々も外国人の対応に慣れていますし、各国の外国人学生がアルバイトをしているので、何も手続きで躓くことはないので安心してください。

次にクラス分けについて。私は体格検査の予約日とクラス分けテストの日付が被ってしまい、筆記試験のみでクラスが決まったので、正確にレベル分けできていないのではないかと、授業が始まるまでとても不安でした(後から知った話ですが、予約なしでも体格検査できるそうです!)。授業が始まり、レベルが少し高いと感じたので下のクラスに変更しようかとても悩みました。一つ下のクラスを見学した際に出会った韓国人に「上のクラスに上がるから一緒に頑張ろう!」と説得され、結局私はクラス変更をしませんでした。結果レベルも丁度よく、クラスメイトにも恵まれて今となってはその韓国人にとても感謝しています。

中国語のレベルに関しては、正直この4ヶ月で劇的に変わった感覚はしないです。ですが、中国語を話すことに抵抗がなくなりました。留学前は間違えるのが怖くて、日本語が話せるのなら日本語に甘えている自分がいましたが、ここでは中国語を発さないと何も意思疎通ができないので、文法に囚われずとりあえず話すようになりました。スタートラインといえばスタートラインですが、個人的にこれが一番の成長だと思っています。

大学の先生方はとても親切で、ハチャメチャな中国語でも真剣に意味を汲み取ってくれますし、授業も理解しやすいように毎回工夫してくれています。また、個々の留学生活も常に気にかけてくれていてとても心強い存在です。

最後に、私は前期の間にたくさん北京観光や中国国内旅行へ行きました。国内と言えどとても広いので、行くところ行くところ全く違う雰囲気でどこに行ってもとても楽しかったです。中国とは離れてしまうのですが、冬休み中に韓国旅行に行ったことがとても印象に残っています。わざわざ国外へ旅行に行ったのは、クラスメイトに教わった韓国語がどれくらい使えるか試してみたかったからです。結果滞在中滞りなくコミュニケーションができ、中国留学とはまた違った達成感を味わうことができました。

留学生活も後半に差し掛かり、前期のようにあっという間に終わってしまうのではないかと焦りを感じています。悔いのない留学生活になるよう、一日一日を大切に残りの留学生活も有意義なものにしていきたいです。

 

ユニバーサル(北京)

 

武当山(湖北省)

 

圣索菲亚教堂(ハルビン)

 

韓国名物カンジャンケジャン