「中国留学 ~前期を終えて~」細川詩織(北京師範大学)

 

長かった冬休みもまもなく終わりを迎え、北京に来てから半年が過ぎた。今回の前期レポートでは、この半年間で感じたことを簡単にまとめる。

まずは、勉強以外での面についてだ。普段の生活や交友関係についてだが、こちらに関しては正直失敗しているなと感じる。せっかく留学に来たのだからたくさん友達を作ろう、初めはそう意気込んでいたものの、環境が変わったからといって自分の性格が突然変わるわけでもなく、半年経つが友達はかなり少ない方だ。もちろん友達が多い=良いというわけではないが、一人で過ごす時間が多いのはもったいないなと感じる。自分なりに交友関係を広げようと努力しようとすればするほど、「留学生活を意味のあるものにしなければ」という意識ばかりが強くなって、空回りをしていたようだ。やや後ろ向きではあるが、今いる友達を大切にしながら、学校という限られたコミュニティに固執しすぎない、という考え方にシフトチェンジしている。

続いては、留学生の本分である学習面についてだ。自己評価するとしたら、半分は超えたというところだろうか。優秀なクラスメイト達に囲まれ、日本でのコンテスト受賞歴や資格で伸びきった天狗の鼻も見事にへし折られた。自分の能力を思い知ってからは、負けず嫌いな性格ということもあり、日々の勉強とテストはかなり力を入れて取り組んだつもりだ。そして努力は実り、中間テストの点数および学期末成績は全教科9割を超え、クラス内の優秀学生として表彰された。私は結果を残すことにこだわりがちなので、この経験はかなり嬉しい。ただ、スピーキング能力はやはりまだまだで、周りと比べて落ち込むことも少なくない。授業でうまく答えられずに、後からああ言えば良かったと反省することは日常茶飯事である。そのため、学習面での自己評価は半分としておく。

以上二つの面が、この半年間で感じたことだ。総括すると、半年で急激に何かが変わるわけではない。自分の努力不足もはっきりと自覚しているが、変わった、成長したと思えるにはまだまだ時間が必要なようだ。もうすぐ新学期が始まる。新しい教科書、新しい先生、新しいクラスメイト。残りの4ヶ月はきっとあっという間に過ぎていくのだと思う。4ヶ月で何か大きなことを成し遂げられる自信はないけれど、努力をやめることはしない。このレポートも、かなり本音を書いたのでネガティブな印象を与えたかもしれないが、いつかこのレポートを読み返したときに今の気持ちを思い出せるよう、あえてこのようにした。いいことばかりでなくても、それが悪い思い出になるとは限らない。1年前の自分がこの留学の志望動機に書き記したように、私はここでの経験をなるべくたくさんの人に伝えたいと思っている。前学期より少しでも成長した自分が、誰かにこの経験を話す日を心待ちにしつつ、残りの留学生活も悔いの残らないよう過ごしていく。