「留学する前のイメージと実際に留学してみて気づいたこと、新たな発見」小松史弥(北京大学)

渡航してから3ヶ月半が経過し、今年も残すところあと数日になりました。実は私は今、上海にいます。11月から12月にかけてコロナ対策が厳しくなり思うように行動できない状況下だったこと、また、より多くの場所へ赴き多様な中国文化に触れたいという意識があったことなどから、12月7日に北京を離れ年始まで上海で過ごすことに決めました。フライト前日にアクシデントに見舞われながらも上海にたどり着いた日のことは今でも鮮明に覚えています。授業で学んだ【高楼林立,道路纵横】の上海に見惚れてタクシーに乗っている時も、ただずっと眺めていました。1回目の留学はもともと復旦大学に留学することを希望していたので、3年越しに上海の地を踏むという夢を叶えることができとても満足しています。

実は僕が飛行機に乗って空の上にいる間にどんどん制限緩和が進んでいたらしく、PCRを済ましたら自由に行動できるようになっていました。(半日遅れで到着した友人はPCRさえも必要なかったそうです)。中国の変化の速さに驚きつつ、そのまま外灘に向かったのですが、その時見た夜景は今後一生忘れないぐらい程壮大なものでした。今もいろいろなところに足を運んで、北京とは大きく文化の異なる上海を堪能しています。

 

異文化理解も大切ですが、勉学はさらに大切で、なんといっても12月には期末テストがありました。中間テストとは異なり、期末テストは学んだ全てがテスト範囲なので復習にはとても苦労しましたが、ある程度の成績は収めることができたと思います。(まだ結果はわからないですが…)。

また今学期を通して、授業で学んだ内容を日常生活に反映させることの重要性を痛感しました。例えば、圆桌派や观复嘟嘟と言った谈话节目を見て、学んだ単語や成語にマークをつけ、クラスのグループチャットにスクショをおくる、こんな習慣があれば、学んだ知識がしっかりと自分のものになっているか確認できますし、クラスのみんなと離れていても協力して勉強することができます。この学習方法は中国語能力の総合的底上げにとても効果的なので、皆さんも是非試してみてください。

 

12月のテーマは「留学して気づいたこと、新たな発見について」なので、その中でも印象的だったことについて書こうと思います。それは、中国における変化のスピードとそれへの対応力です。授業である言葉を学びました。【计划赶不上变化。】どんなに計画を立てたり準備をしても、突然現れる変化には対応しきれない、ということです。中国という国はこの部分にとても長けていると思います。12月から本格的に始まったコロナ政策の緩和において、これだけの人口を抱えながら、短期間で、そして180度方向転換できるのは中国だけだと思います。このようないわゆる应变能力は国家に限らず、私たち中国語学習者においても必要な能力だと思います。

 

中国での生活も残り1ヶ月余りとなりました。1分1秒を無駄にせず、最終日まで充実した日々を送りたいと思います。

 

外灘の夜景

上海ディズニーランド

火鍋

朱家角