「中国に来て驚いたこと」柿沼澪菜マリア(復旦大学)

先月までは20度近い日も多かった上海ですが、今月に入って気温が急激に下がり、冬本番となってきました。上海は湿気が多いため、個人的には実際の気温よりも5度から10度ほど低く感じ、東京の冬よりも辛いです。-5度まで下がった日には寒すぎて寮から一歩も出ることができませんでした。寮の洗面所はお湯が出ないため、毎日気合を入れて氷のように冷たい水で顔や手を洗っています。今年は試練の冬となりそうです。

中国に来て驚いたことの一つは、街や公共施設の綺麗さです。私が最後に中国に来たのは10年ほど前で、私自身も幼かったので断片的な記憶しかないのですが、当時と比べかなり綺麗になっていると個人的に感じました。特に地下鉄の車内や駅構内は日本よりも清潔感があり綺麗なのではないかと感じます。ショッピングモール内も床は常にピカピカで、トイレはやはり日本には少し劣ってしまいますが、それでも私が想像していたより清潔に管理されているところが多いです。街に出ると建物に日本では見ないようなピカピカな装飾がされているのも中国らしくて綺麗だと思います。

中国に来て、ご飯の美味しさにも驚かされました。私はもともと辛いものが苦手で中華料理もあまり好んで食べなかったので、渡航前は食に関する心配をかなりしていました。しかしいざ中国に着いてみると、中華料理から洋食、日本食、とにかく何を食べても美味しくて衝撃を受けたことを記憶しています。こちらで日本のチェーン店サイゼリヤ、すき家、CoCo壱番屋等にも足を運んでみましたが、日本よりも美味しいのではないかとさえ感じました。サイゼリヤは日本では安価で中高生にも人気のあるイメージですが、友人によるとこちらではデート等にも利用されるしっかりとしたイタリアンレストランというイメージのようです。中国は日本に比べ出前文化が浸透しており、出前アプリを開けば火鍋からかき氷まで何でも1時間以内に手元に届きます。毎日の食の選択肢も幅広く、渡航前は1番の不安だった「食」が、今では1番の楽しみになっています。

学校近くのショッピングモール

お気に入りのおしゃれなカフェ

学校近くの美味しいご飯屋さん

シックなサイゼリヤ