「公費留学レポート10月」小松史弥(北京大学)

北京にやってきて2ヶ月弱が経過しました。とは言ったものの21日間は隔離期間で外出がほとんどできなかったので実際に日本と同じように生活した期間はちょうど1ヶ月ほどになります。私にとって、長期間日本の家から離れ海外で生活することは初めてだったので、苦労することが多いだろうと踏んでいたのですが、思ったよりも簡単に入乡随俗することができ、基本問題なく日々を過ごすことができています。(これを書いてる日、寮のシャワーヘッド取れました。)今回は北京留学の日常や北京大学生の授業、試験、そして週末について書いていこうと思います。

まず平日についてですが、私が所属している对外汉语は実はまだ対面授業ではなく、オンラインで進行されています。日本人、韓国人、欧米人と、僕の周りの友達も続々と中国に入境していますが、まだ一部の留学生は中国へ渡航することが困難であり、公平性を保つためです。本科生や修士、博士の学生は対面で行われているため少し残念な部分もありますが、現地にいるクラスメイトとは会うことができるため、日々国際的な交流を心がけています。

つい先週、中間テストが終了しました。私は今学期から高級3のクラスで勉強しています。今まで在籍していたクラスとは大きく異なり、論語や成語、漢詩などより深い中国文化に触れた内容のため、とても予習復習が難しく感じました。

また週末には汉语演讲比赛という留学生の中国語スピーチの予選が行われました。クラスの中にたくさんの強者がいる中、なんとか本戦へ進むことができましたが、まだまだ自身の中国語能力の低さを痛感した1日となりました。

続いて週末についてですが、現在北京では依然としてコロナに対する厳戒態勢が敷かれています。特に先日行われた二十大の前後の期間は厳しく、ロックダウンはならないものの色々な場所が封鎖されているような状況でした。北京以外の都市に出るのが難しい中、今は時間があれば北京の名所を観光しています。北京大学の近くにある圆明园、胡同と言った歴史的場所から、三里屯、798艺术区と言った若者の街まで、北京にはバラエティ豊富な観光名所が揃っています。半年しかない現地留学で、北京に居続けなければならないもどかしさは感じつつも、これからさらに中国の首都北京で中国の文化を体感できる瞬間を存分に楽しんでいこうと思います。

円明園

 

未名湖