「大学、授業がない時、休日の過ごし方」芳賀 明里(北京語言大学)

北京に来てから強制隔離10日間、さらに大学で11日間、合計21日間の隔離期間を経て数日前にやっと外の世界へ出ました。隔離後は宿舎や学生カードなどの手続き、必需品などの購入、銀行カードの作成など、様々な手続きや大学の人とのやり取りが目まぐるしく一気に動き出しています。決められた時間に決められたご飯、毎日同じ時間のPCR検査、他人との接触禁止という隔離生活によって無意識のうちに気力が落ちていましたが、解除後に一番行きたかった新しく改装された食堂を真っ先に見て、思わず泣きそうになる程嬉しさが込み上げました。いよいよ本当の留学生活が始まります。

授業は未だオンライン授業が続き宿舎から受ける形ですが、習った単語を校内の食堂や同室の友人との会話、学校外での買い物などで使うようにしています。こうしてすぐに実践できたり、普段からどう話すか考えたりすることで日本にいる時と比べて格段に中国語に慣れてきました。隔離中に紹介してもらった中国人学生とまだ会えてないので、これから色々と話してみたいです。

以前よりSNSなどで大学の食堂を見ていたものの、実際に行くと日本よりも遥かに大きくご飯の種類も豊富で驚きます。特に北京语言大学の食堂3階は最近改装されたばかりで、大型ショッピングモールのフードコートのような雰囲気があります。なぜか3階だけ、大音量のBGMがかかっているのが面白いので毎回選曲に注目してしまいます。下のフロアではザ・中国の家庭料理といった感じの料理が並び、中国人学生たちや教師たちはよくそこで食べている印象。そのフロアでは中国人の食について色々と観察できるのが良さの一つです。

新しい食堂

そこで注文した牛肉汤粉

値段が比較的安い昔からある食堂とご飯

授業がない時間は、学校内を散歩したり外に出て買い物をしたりしています。学校の外に出るにはwechatで毎回外出申請(外出と帰宅時間、使用する交通手段、PCR検査結果などを報告)をしなければならないし、毎日PCR検査を校内で受けろと指示もあり制限が多い状況です。また、どこでコロナ感染者に接触、感染して再度隔離になるかも分かりません。

そんな中、隔離解除されたばかりということもあってまだ色々な場所に行けていませんが、少し出かけただけでも色々なものや人に出会って新たな体験があり、これからもっと色々自分の目で実際の中国を見て行きたいです。

初めて電車へ乗り三里屯へ