「留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い」山形瑞希(上海交通大学)

この度、留学ビザが再開となり、現地で勉強出来る運びとなりました。三年間待ちわびたビザの発給により、社会人になる前に長期間留学できるチャンスを手にできたことを大変嬉しく思います。

留学する前に準備したこととして、主に3つございます。一つ目は、日中交流史を学んだこと。二つ目は中国語の学習、三つ目は中国人の友人をつくったことです。

大学では主に中国について学んできました。日中の戦後の関係、そして古代から続く歴史的な文化的交流などを講義やゼミを通して辿ってきました。現地の方達と、特に自分が興味のある満州残留孤児の歴史や日中戦争の面でもお話できればいいなと思います。また、中国語という語学においては、高校の教員免許取得のため、教職課程を終え、今年教育実習を終えました。英語科での実習でしたが、この一年で英語と同じくらい中国語を使いこなせるように努力していきたいと考えています。HSKの検定では、現地で5級と6級の取得をしたいと思います。

また今年は日中国交正常化50年ということで日中学生団体Free birdのイベントに参加しました。このイベントでは、日中の学生グループ四人一チームで衣食住行のチームに分かれて、日中両国の50年前の過去、現在、50年後の未来をそれぞれ振り返り予測していくのをプレゼンテーションで発表しました。私のチームは中国語で全て発表しました。中国人の方の親切なサポートにより、日本で生まれ育ってきた私たち三人はうまく発表することが出来ました。賞を取ることは出来ませんでしたが、反省点を生かし、更に上達した中国語で話せるようになりたいです。

更に、会話力向上のため、クレヨンしんちゃんの中国語版を聞き、それを真似して発音する練習をしました。抖音に多くの日本アニメが中国語で出されていたのでそれが参考になりました。

この一年間、語学を一番に向上させたいと考えています。謙虚な気持ちを忘れず、四声の基礎からきっちり見直し、正しい中国語を身につけたいと思います。