「現地に来て気付いた中国のすごいところ」澤田彩花(華東師範大学)

中国に来て9ヶ月が経ち、残すところあと一ヶ月になりました。今回は今でこそ当たり前に感じてしまっている、生活の中で感じた中国のすごいところについてご紹介したいと思います。

まず一つ目はスマホ決済です。私は日本でスマホ決済をほとんど使ったことがなく、その主な理由はお店によって使えるアプリが異なっており、お店によっては使えない場所もあったためです。しかし中国ではスマホ決済導入率は100%と言っても過言ではなく、この1年で7つ8つの省に旅行に行きましたが一度もスマホ決済が使えないお店に出会ったことがありません。またスマホ決済のおかげで、ウィーチャット上でお店を検索して先に商品の注文・支払いを済ませ、お店には取りに行くだけということもでき、すごく時間を短縮することが出来ます。日本でも事前支払いはありましたが公式アプリをお店毎にインストールしなければいけないことが難点であったためすごく便利に感じています。

二つ目は交通費がとにかく安いことです。まずは電車ですが基本80円あればどこでも行くことができ、1時間半電車に乗った際も100円かかりませんでした。タクシーは30分乗っても800円くらい、私の学校から空港まで1時間程かかるのですが3000円ほどで乗ることが出来ます。上海から蘇州や杭州は火车という新幹線のようなものもあるのですがそれも片道700円ほどで乗ることが出来ます。また公共自転車という自転車の貸し出しサービスがあるのですが30分30円で乗ることが出来ます。私は校内に住んでいるのですが教室まで歩くと25分ほどかかるので、月300円の上海市内乗り放題サービスに契約して毎日自転車に乗っています。

高铁・火车チケット確認

高铁、火车ホーム

高铁の車内

スマホ決済は日本でも導入が進んでいるかもしれませんが、交通費の安さは中国政府のサポートや人件費の安さ、自転車の貸し出しは人口が多く需要があるからこそ出来る中国ならではのサービスだと思います。そのため留学を通してこれらの便利な生活に慣れてしまった私は一ヶ月後元の生活を受け入れることが出来るのかが心配です。

自転車貸し出しサービス