「留学生活のようす」松延 伶美(浙江大学)

中国での生活が始まって約3ヶ月が経ちました。今回は生活環境と、授業の内容やスケジュールについて紹介したいと思います。

一、生活環境

まず浙江大学にはたくさんのキャンパスがありますが、現在私を含めた語学留学生は浙江大学の玉泉キャンパスで生活し授業もそこで受けています。玉泉キャンパスの学生寮には、二人部屋と一人部屋の2つの選択肢があります。
二人部屋を選ぶと、他の留学生と部屋をシェアすることになります。しかし二人部屋と言っても、同じ鍵を共有するフロアには4つの部屋があり、そのうちの2つの部屋が二人部屋、ほかの2つが一人部屋です。つまり実質最大6人で同じ空間をシェアする可能性があります。 シャワーとトイレは1畳程の広さで、同じフロアに2つあるので最大で3人で共有します。キッチンは一つしかないので同じフロアのみんなで共有することになります。部屋にはベッド、机、クローゼットがあります。
次に一人部屋を選ぶと二人部屋の建物とは別の建物に住むことになります。(前述した二人部屋の建物には一人部屋もありますが、研究生などが住んでいて、語学留学生は住まないようです。)
一人部屋には、ベッド、シャワー、トイレがあり、完全個室です。しかしキッチンはないので、もし料理がしたければ共有のキッチンを使うことになります。
校区内には食堂、スーパー、果物屋、眼鏡屋、お茶屋、パン屋、カフェ、病院(歯科や耳鼻科を含む)、運動場、バスケットコート、劇場、宅配物受取・発送所などなどたくさんの施設があり、極端な話校外に出なくても生活していけます。
学校の傍には地下鉄の駅やバスもあり、地下鉄は杭州萧山空港や、高铁の駅にも繋がっているので、遠くに行く時も移動がとても便利です。

二、食事

食事は大抵学生食堂で食べます。玉泉キャンパスには現在5つの食堂があり、日々飽きずに多くの種類の料理を食べることができます。値段も良心的で、一食あたり日本円にすると200円〜500円程度で食べることができます。私は毎食平均300円程です。
学食以外では、たまに学校内の飲食店に行ったり、学校外へ食べに行ったり、出前を頼んだり、学校内のスーパーで食べ物を買って食べることもあります。

ある日の学食

火鍋

三、普段の授業のようす

授業は8:00-9:35、9:50-11:25、13:15-14:50、14:55-16:40の時間で、月曜から金曜まで一日に2コマ程度あり、精読、作文、リスニング、スピーキングの授業が実施されています。語学留学生は学期初めのクラス分け面接で1班〜7班まで割り振られ、数字が上がるほど授業のレベルが高くなります。授業は基本は中国語ですが、クラスによっては英語の説明を入れる先生もいらっしゃいます。
これらの中国語の授業に加え、夕方にある選択授業を追加することもできます。具体的には中国の映画を見る授業や、HSK対策の授業などがあります。また学校の気まぐれで、クラス皆で山登りにいったり、博物館に行ったりする活動があります。
年間のスケジュールは、春節の時期が毎年少し変わるので確定はしていないのですが、大体前期が9月初め〜1月初め、後期が2月末〜6月末までのようです。一学期には中間テストと、期末テストの2つの大きなテストがあります。

四、授業以外の自由時間の過ごし方

授業が終わったあとは、学校内で宿題をしたり、友達と運動をしたりします。最近は、毽子(jian zi)を落とさないように蹴る遊びをしました。この毽子は漢代の中国が起源だそうです。正直私にとってはとても難しく、要練習です。
また、学校外でカフェ巡りをしたり、本格的な火鍋を食べに行ったりするのも楽しいです。

毽子

 

以上、浙江大学玉泉キャンパスの生活環境、語学留学生の授業の内容やスケジュール、その他授業終わりの過ごし方について少しでもイメージを持ってもらえたら嬉しいです。浙江大学は勉強以外の環境も整っていて、本当に過ごしやすいです。もし、浙江大学に留学を考えている方がいらっしゃれば、強くお勧めします!