「北京語言大学の特徴」芳賀 明里(北京語言大学)

北京語言大学の特徴・自慢できるところは何といっても外国語教育や中国語教育の豊かさや、学生たちの外国語への関心が強いところかと思います。約13か国の言語専攻の他に、日本語と英語を合わせた日英専攻や翻訳専攻、国際政治、メディア系、美術系など多岐に渡ってグローバルな視点を学べる学問が揃っています。外国人に対する中国語教育においては特にレベルが高いと以前から聞いていましたが、実際に授業を受けると個性豊かな先生方(教え方も人それぞれでとても面白いです)が多いと同時に、様々な角度から中国語を学習できる環境があると実感し、この大学で中国語を学べて良かったと感じています。

私は中国の他大学で留学したことが無いので比較はできませんが、やはり中国語教育において北京語言大学はとても良い場所だと思います。私は漢語進修生として留学しており、本科生ではなく中国語を学習する留学生向けのクラスにいますが、基本である総合中国語の授業以外にもビジネス中国語、会話、HSK対策、地理や文化等等幅広くあり、自分で選択して時間割を組めます。本科でない初心者の自分でも様々なジャンルで中国語を学ぶことができ、実際に生活でとても役に立っていると実感しています。コロナ禍でまだオンライン授業だった時には、様々な国の留学生がいるため時差を考慮して初級・中級・高級レベルの授業全てに午前と午後の選択肢がありました。最近はまだ中国に来れていない学生もいるため、教室で同時にオンラインも繋いで一緒に学習できるようにしてくださっていて、そういったサポートも含めてとてもありがたいです。

また、学校の書店には北京語言大学出版の中国語教材がずらーっと並びます。教材の著者や編集者の名前は普段教わっている先生方のお名前が並び、あの先生が…!と嬉しくなることも。とてもエネルギッシュに面白く授業してくださる先生や、HSKに物凄く詳しく試験のコツを教えてくださる先生、習字がお好きで毎回甲骨文字から説明してくださる先生など、語学愛が伝わる個性豊かな先生方が多いのも北京語言大学の特徴の一つです。

学校の本屋の一部。HSKの対策本や中国語学習の本が圧倒的に多いです。

北京語言大学出版社から出た本が並んでいます。

初めて留学する方にとっては、留学生を多く受入れている実績があるのは生活面においても信頼できる点かと思います。日本語学科の学生が多く生活で分からない事があれば頼れたり、留学生向けに観光地へ連れて行ってもらえる課外授業もあったりと語学以外にも得られるものが沢山ありました。立地面でも近くにスーパー、地下鉄駅、ご飯屋さんなど揃っているので買い物もあまり困ることはありません。

まだ大学候補を迷われている方、中国語を色々な角度で身に付けたい方などに北京語言大学をおすすめしたいです。

先日行われた文化祭では京劇のパフォーマンスが行われ、注目を集めていました。