「日本と中国、似ているところ、異なっているところ」山形瑞希(上海交通大学)

 似ているところ

家に訪問しにやって来るお客様へのおもてなし精神が似ているなぁと思います。交通大学の先生方が、語学生限定で、上海の家庭のお家を訪問する企画を立ててくださいました。私はエクアドル人の友達と一緒に、人文学院の先生のお家にお邪魔することになりました。お家の中では、フルーツや上海のお菓子などたくさんのものを用意してくださっていて、先生の旦那さん、旦那さんのお父様、お母様も含め、家族全員で歓迎してくださいました。3歳の娘さんも、沢山お話ししてくれました。とても楽しかったです。

先生のお宅で撮影

切り紙もやりました。

大学のお祭りも日本と同じように行われていました。国ごとに屋台を出したり、射的があったりなどしてとても盛り上がっていました。私は日本人の友達同士で浴衣を着て参加しました。浴衣を褒めてくれる中国人の方も沢山いらっしゃったので嬉しかったです。ロシア人の留学生の方とも写真を撮りました。また日本語学科の屋台に行ったときに中国人の友達も作ることが出来ました。

歌が好きな人が多いところも似ています。修士の卒業生が開いていた歌の会であったり、領事館の方にお誘いを頂いた桜を見る会でも、歌を披露する方が多くいらっしゃいました。

 

猫が沢山いるのも似ていると思いました。町や、キャンパス内には沢山の猫がいて、みんなに愛されています。いつも利用している図書館の前には人懐っこい猫が座っています。

異なっているところ

上海ディズニーランドを訪れた際、東京とは異なる点が見受けられました。上海では、キャラクターとのグリーティングの時間が長く、およそ5分の間、自分の携帯やカメラで自由に何枚でも写真を撮ることができました。(動画の撮影も可能でした。)東京では、2分もない時間のみで、自分の携帯で撮れる写真は一枚だけだったので、上海との違いに驚きました。90分近く並んでやっと写真を撮ることができました。また、いわゆる絶叫アトラクション系が少なく、パレードやショーが多くあるイメージでした。ショーも抽選などはなく、自由に入ることができました。あくまでも小さな子供がメインの対象となっているのだと思いました。チケット料金に関して言うと、東京より高く、6月ぐらいにまた値上げするという話を聞きました。

上海ディズニーランドで撮影

レストランのスタッフさんの接客態度が、そのお店のレベルによって異なっていると思いました。日本では、基本的にどのお店でも店員さんのサービスの質は変わらず、頭が上がらない思いですが、中国では高級店でのみ、質の良い接客が受けられると感じました。上海の「猫二咖啡馆餐厅」で食事した際には、店員さんの笑顔を久しぶりに見たなぁと思いました。また、そこまでお値段が張らないレストランだと、各テーブルにあるQRコードを読み取って、自分で選んで一気に会計までしますが、少し高いところだと店員さんが直接注文を聞きに来てくれます。

上海 御宝轩にて撮影

猫二咖啡馆餐厅にて撮影

北朝鮮レストランがあるのも、中国の特徴の一つだと思います。上海の古北にある高丽馆に行きました。公演があり、ステージで素敵な歌と踊りを披露してくださいました。店員さんとも実際に少し話すことが出来たので嬉しかったです。

高丽馆にて撮影 混ぜるのも手伝ってくれました。

米山倶楽部さんのご厚意で朝阳义塾という、日本の大学受験を目標とする高校を見学させて頂きました。同時にその学校がある太阳岛の観光も行いました。唐の時代から1000年以上の歴史があるお寺を発見しました。しかし、見たところあまり管理が施されておらず、どうしてだろうと思っていたところ、米山倶楽部代表の于平さんから中国にはこのようなお寺はいくつもあるから、大して手間をかけて管理しないという説明を受けました。さすが、長い歴史を持つ中国だなと思いました。昔は階段もあり、上まで登れていたようですが、撤去されていました。鳥のすみかとなっていたので鳥の鳴き声が周りに響き渡っていました。

太阳岛にて撮影