「日本と中国、似ているところ、異なっているところ」東條 友貴(天津外国語大学)

まず私が似ている点を一番最初に挙げるとしたら文字です。日本語の漢字はそもそも中国から伝わったものであり、それらが音読み、訓読み、書体や発音が変化したのが現在私たちが使っている日本語です。なので、今の中国語の字体は簡体字と日本語の漢字と少し異なってはいるが、似ている文字も多く初見の漢字でもなんとなく意味や発音を推測することができる。例えば、「在九州生活了十年」これは中国語で「九州に十年住んでいる」という小文なのだが、中国語学習者でなくとも何となく意味を理解することができると思います。このように中国語と日本語は似ている文字が多く意味も同じことが多いので、語学学習の際に英語や韓国語と比べると中国語のほうが読解の分野においてアドバンテージが高いと思います。

異なっている点では、小説が縦書きではなく横書きという点です。日本ではほとんどの小説が右から左の縦書きなので、左から右の横書きは少し新鮮でした。

生活面のおいては電車に乗る際には必ず荷物検査あり、荷物をゲートに通し服装検査をします、その後に改札に向かい電車に乗ることが出来ます。日本ではお酒やたばこは二十歳になってからですが、中国では18歳から吸うことできます。大学校内でも喫煙者を多く見かけ、駅のホームやデパートの中でも喫煙している人を見かけます。

また中国ではモバイル決済が主流であり、私は現在中国天津に来てから2か月ちょっと経ちますが、財布を持ち歩いたことはありませんし、お札、硬貨に触れたのも空港について両替をして銀行に振り込んだきりです。友達との食事の際での割り勘も全部モバイル決済、WeChatやAlipayで行えます。オーダーする時も店員さんに注文するのではなく、携帯でQPコードを読み取りをし、お金もそのままモバイル決済なので非常に便利です。

中国ではスマホがあればほとんど何不自由なく暮らせると思います。