「日本と中国、似ているところ、異なっているところ」野村夢実(北京師範大)学

留学も残すところ約3か月弱となった。私は今週、北京師範大学で所属している国際中文学部と中国の中央电视台の共同プログラムである貴州文化体験プロジェクトの代表に選ばれ、貴州の現地の生活、伝統文化を学びに行った。貴州では中国の55の少数民族のうちの一つである苗族が生活している。苗族と聞くと私も行く前までは何も知らず、どのような民族なのか印象がつかなかった。私がもっている少数民族へのイメージは人口が少なく、生活も少し貧しく、民族特有の衣装と食文化があることだ。実際に苗族が暮らしている化屋村に行って感じたことは人口は少なく、民族特有の衣装と食文化がある。生活は貧しいが少しずつ改善されており、近年は全国各地から苗族の苗绣を体験しに多くの観光客が足を運んでいる。北京で留学していると少数民族の方にあったり、交流したりする機会はほとんどないため、今回のプログラムを通じて、中国の少数民族にも興味を持ち、さらに違う民族の生活も体験してみたいと思った。ここで学んだことをしっかりこれからの生活に生かしていきたいと思う。

貴州の化屋村の様子

苗族の伝統衣装

苗族の苗绣

貴州での食事の様子

さて今月は日本と中国の似ているところ、異なっているところの紹介をしたいと思う。私が中国にきて日本と異なっているなと感じた所は携帯決済だ。中国で生活していると携帯一つで生活ができる。私も最初は心配でお財布を持って町へ出かけていたが、本当に使うことがない。逆に現金を使える場所の方が少ない。また、中国で外へ出かけるときは必ずティッシュを持ち歩かなければならない。なぜなら中国のトイレではティッシュがないことが多く、またレストランでもない場合がある。レストランでいえば中国では必ず温かいお茶が提供される。レストランによっては氷をもらうこともできるが基本的には夏もお湯だ。また日本と似ているところといえば毎日必ず白米は食べ、お箸を使う。また交通手段もバス、地下鉄、飛行機、新幹線のような高铁だ。基本的に日本の文化と似ていることが多いので日本人が中国で生活することは問題ないと思う。しかし中国での日本料理は高すぎるので少し恋しい。

中国の2大携帯決済

このように留学にきてから日中の相違点、共通点は多々あると発見した。同じアジアでこんなに近い国でも文化が異なる。中国国内でも北と南で文化は大幅に違う。この留学を通じて語学だけでなく、中国の文化、伝統、生活、少数民族についてさらに詳しく学んでいきたいと思う。残りの留学生活も悔いのないよう過ごしていく。