「中国語の勉強法」野村夢実(北京師範大学)

後期の授業が始まってから一か月ちょっと経った。まだオンライン授業が続くという点は残念だが、本科生の留学生たちと同じクラスになったため、授業の難易度が非常に上がり、単語や文法の予習復習をしっかり行わないと授業や試験でおいて行かれそうになる。後期からは自由に学校の外に出ることもできるようになり、平日も友人と北京の観光に行ったり、おいしい物を食べに出かけたりしている。先日は同じ中国政府奨学金で北京語言大学に留学にきている子たちに北京師範大学を案内した。

北京観光

北京師範大学を案内した時の写真

さて今月は中国語の勉強方法について話したいと思う。ちょうど先日私はこの半年、中国で勉強した成果を計るためにHSK6級とHSKK高級の受験をした。受験した感想として中国留学に来る前よりも問題が簡単に思えた。特にHSK6級では阅读の第一部で语病を探す問題がある。私はここが非常に苦手でどの文もミスがないように思える。しかし大学の授業で文法の解説をしてくれているおかげで文法ミスに気づきやすくなり、試験中にここにかける試験時間も短縮することが出来た。また6級の作文は他の級とは違い、制限時間内に内容を暗記し、それを要約する能力が求められている。これも授業で新聞などを読む訓練をし、要約する訓練をしたおかげでどこが要点かを考えながらまとめることが出来た。今回の受験前には師範大学で知り合った日本語学科の中国人学生に面接の練習もしてもらった。面接のコツや発音の修正をしてくれ、自身につながった。本来は日本に戻ってから受験をしようと考えていたが、留学している間は先生や友人の助けが豊富なため受験を決めた。

HSK6級の勉強

私は中国語の勉強方法の1つとしてHSKを利用している。HSKの勉強を使用することでリスニング力、リーディング力、ライティング力の向上は勿論、同時に資格も取れるためモチベーションにつながる。また、HSKのほかに中国のドラマや音楽、脱口秀も見ている。脱口秀はbilibiliや快手で見ており、スピードは速いが、内容が非常に面白く、日本のお笑いに少し似ていると思う。最近の中国の流行の言葉などもたくさん出で来るため、脱口秀を見ることで流行も理解することが出来、一石二鳥だ。また、今は現地にいるためたくさん外へ出かけ、現地の方との交流もできるだけ行うようにしている。このように私は以上のような方法で中国語の勉強をしている。

脱口秀

今好きなドラマ

留学終了まで残り4か月弱となった。留学は本当にあっという間だ。一日一日を大切にして、引き続き頑張りたいと思う。