「中国語の勉強方法」橋本采悠加(上海財経大学)

私が思うに一番の勉強方法は、やはり毎日たくさん中国語を使うことです。毎日話したり聞くことに慣れることが大切だと思います。最近自分のリスニング力が圧倒的に伸びたと実感します。授業が始まったばかりの頃は、先生やクラスメイトの言っていることが感覚では半分くらい理解できる状態でした。しかし、7ヵ月経った現在、授業や日常生活で分かることが増えました。とはいっても、リスニング力も大切ですが、スピーキング力ももちろん大切です。私の現在の課題はまさにスピーキング能力を上げることです。なぜなら、相手の言っていることを理解していても、応答できなければ、相手は伝わっているのか分からないからです。中国人の友人と話をしている際、内容は理解できますが、言葉が出てこないと、話を流してしまうことがあります。話に興味がない、理解していないと思われるかもしれません。こうしたことを防ぐためにも一言二言は自分の意見を言うべきですし、普段の会話でも心掛けるべきだと思いました。

留学前は中国人の友人をたくさん作って、彼らと交流しながら語学力を高めたいと思っていました。私は最近中国人3人と仲良くなり、一緒にスケボーをしたり、日本料理を食べに行ったりしました。正直私に問いかけられた質問以外、会話の内容は理解できないときが多く、まだまだと気づかされます。1対1の会話は分かりますが、複数になったと同時に、急に分からなくなります。一緒にいて楽しいですが、頭はフル回転で少し疲れるのが本音です。しかしこれも慣れるのが大切、積極的に一緒にいる環境を作ることが大切です。また留学生と会話しているときが楽しいと思えるようになりました。なぜか留学生と会話していると、リラックスして自分の言いたいことがすらすら言えます。お互い知り合ってからの成長を感じ、出会った頃はなまりが強く聞き取れなかったのですが、今では問題なく会話でき、こんなに語り合える関係になったことがとても嬉しいです。

食べに行った日本料理店

友人と大学の音乐会を鑑賞

先日OBOGの方々の進路、就職についてのお話を聞き、印象に残った言葉がありました。机に向かって勉強したり、HSKの勉強は日本でもできるため、留学中に大切にするべきことは、とにかく中国人と交流し中国語を使うこと、ここでしかできないことを優先しようとおっしゃっていました。机に向かって真面目に勉強すること以外に、人と交流しながら学ぶべきだと改めて思いました。今ここでしかできないこと、中国人と同じように暮らして、日常生活の中で自然に習得できることが一番理想的で、楽しくできます。

ルームメイトと中国で流行っている日本のドラマ鑑賞

勉強方法は人それぞれ違いますが、やはり毎日話して失敗して、覚えていく方が自分に合っていると思いました。あとおすすめはサークルに入ることです。私は今学期からバスケットボールサークルに入って、毎週留学生と交流していますが、とても楽しいです。体を動かすと、余計な緊張がなくなり、ありのまま接することができます。

バスケットボールサークル