「留学中に経験した面白い、変わった体験」山形瑞希(上海交通大学)

旧正月が終わり、キャンパス内にも学生さんたちの姿が見られるようになりました。交通大学では、残念なことに語学生の授業のみが対面授業に戻らず、オンライン授業が継続する形となってしまいました。

去年の九月から上海にきて、キャンパス内にいるのにも関わらず、オンライン授業という形になってしまい、厚い人間関係の構築が難しく、精神的にも大きなダメージを受けました。新しい学期が始まり、このまま夏までオンライン授業を午後4時〜午後7時半まで受けるのかと思うと、楽しいはずの留学なのに有意義な過ごし方ができないと考えるようになりました。絶対後悔すると思い、担当の先生に語学生に対面授業を実施している別の大学に転校させてほしいとお願いをしました。すると、転校はできないけれど、本科生の授業を受けて良いというふうに言われ、今では校舎内で授業を受けることができています。多くの人に助けを頂き、このような形で授業に臨むことができました。本当に感謝しています。自分から相手に物事を伝えることが本当に大事なのだと思いました。

そして中国では、ほぼコロナに関する制限がなくなり、コロナ禍と変わらない日常が戻ってきました。冬休みでは遼寧省や三亜市で旅行したり、上海でもパーティーや飲み会をすることができています。2月25日には、日本領事館主催の日中歌の交流会に参加しました。メンキュールホテルで日本人は中国の歌を歌い、中国人は日本の歌を歌うことになっており、私は上海日本人留学生会(SJSA)のメンバーとして「告白気球」を歌いました。今までオンラインでしか会ってこなかった人とも、対面で交流できたのでとても良かったです。

歌の会に参加した上海日本人留学生会のメンバー

会場内の様子

また、同じ語学コースのノルウェー人の友人に誘われ、日曜日に教会に礼拝したり、パーティーに参加したりしています。私はミッションスクールに通っていたので、キリスト教に興味があり、中国で初めて礼拝に参加しました。その教会は、外国人向けの教会で、外国人が集まるコミュニティーとなっています。また、全て英語で行われています。自分がこれまで経験してきた教会と違って、歌にかける時間を長くとっていて、演奏もCDではなく、その場で演奏してくれるので楽しく参加できています。プロジェクターに歌詞が出てくるので、みんなそれを見ながら歌います。

2月は外に出る機会が増え、多くの人々と会うことができました。留学ならではの経験だと思うので、これからも出会いを大切にして過ごしていきたいです。

教会のパーティーで食べたもの