「留学中に経験した面白い、変わった体験」伊藤 真弥(上海外国語大学)

私は、今回の留学で初めて中国へ来ました。そのため、毎日のように文化の違いを感じたり、面白い経験に遭遇したりすることが多いです。その中でも、最近の出来事から2つ紹介したいと思います。

一つ目は、春節の時期のことです。今年は現地の雰囲気を感じることができ、上海の街全体にも春節の飾りが増え、帰京のため休業しているお店が増え、普段とは違う雰囲気の上海となっていました。また春節といえば餃子と認識していたのですが、それは北側の文化ということを今回初めて知りました。南側では湯圓を食べるそうです。中国では、文化を重んじることが多いため食べる時間にも決まりがあると想像していたのですが、家庭によって違う点は、日本の年越しそばと同じだと知りました。また、上海や北京などの都市部と地方では文化や規制など様々な面で違いがあることも体験できました。先日西安に旅行へ行ったのですが、春節終わりということで街は春節の雰囲気を残していました。上海では爆竹や花火などは規制され見ることがなかったのですが、西安では夜23時になっても外から爆竹や花火をする音が聞こえていました。初めて爆竹を見たのですが、想像以上に勢いが強いことと終わった後のごみの量に驚愕しました。また横断歩道の間際で行っていたので、通行人も驚いており危険な印象もあったため、人の多い都市部で禁止されている理由にも納得できました。

二つ目は、中国人の優しさと話し好きの面です。以前の経験でも感じましたが、中国ではどの土地へ行っても助けてくれる人や、話しかけてくれる人などが多いと思います。先日は、商品売り場で悩んでいたところ通りすがりの男性が私の持っていた商品を見て、別の商品をお勧めしてくれました。違いが判らず聞いたところ丁寧に説明してくれたうえに、日本人と分かった後は日本の商品との違いも交えて教えてもらいとても参考になりました。このような場面に頻繁に遭遇するため街中でも、旅行先でも人の優しさに触れることができ良い経験になっています。しかし、いつも雑談に合図を打つだけになってしまっているので、残りの期間ではさらに自分の意見を伝えられるようになり、現地の方とも積極的にコミュニケーションをとってみたいです。

中国に来て4カ月ほど経ちましたが、未だに面白い経験の連続です。戸惑ってしまうことも多々ありますが、自分なりに解決策を見つけ挑戦することにも繋がっており楽しむことができています。下学期でも積極性をもって行動していきたいです。

冬休みを利用して、西安旅行へ行きました。自分の目で兵馬傭の実物を見ることが出来たことに感動しています。事前に自身で兵馬傭について時代背景や経緯を勉強したのち見学したため、より一層楽しめました。

中国の無形文化財の一つである“皮影戏”です。以前東京に訪れた際に日中友好美術館で行われていた展覧会で初めて知り興味を持っていました。実際に劇を見たのはもちろんですが、舞台の裏側を見せていただけたことにも感動しました。

友人に竹カップのドリンクが流行っていることを聞き飲んでみました。クリームが多く乗っているのでとても甘そうですが、ドリンク自体はすっきりとした味のミルクティーで飽きずに飲むことが出来ました。

私の大学で使用しているテキストでは、上海周辺の観光地などもよく題材として取り上げられており、この写真の場所もその一つです。テキストの紹介以上に素敵な園林でした。

日中友好協会主催のオンラインスピーチ交流会でペアだった王さんと三年越しに会うことが出来ました。