「中国人との交流〜旅行を通して〜」高山莉奈(北京大学)

1月に20日間の時間をかけて中国の6つの都市を回りました。上海、三亚、深圳、广州、重庆、成都を旅していく中でたくさんの現地の人と交流する機会がありました。方言訛りのある中国語を聞き取ることに苦戦しました。最も印象的だった出来事は、重慶でのタクシー運転手との会話でした。飛行機で重慶に到着した後、タクシーを携帯で予約していたのですが、タクシー乗り場が混雑していたためタクシー運転手と電話で何度かやり取りをし、待ち合わせるような状況でした。その時、私は運転手の発言の8割しか聞き取ることができませんでした。普通话を話しているはずなのですが、訛りが酷く、聞き取ることに苦戦しました。北京と上海の発音の聞き慣れていた私にとって初めて聞く中国語で戸惑いました。なんとか聞き取れた単語を汲み取って、聞き取れた内容を聞き返して、ようやく待ち合わせることができました。この出来事以外にも、店員との会話や予約等の電話でのやり取りを通して、中国語の幅と広さを感じることができました。方言は全く違った言語を聞いているかのようでした。

言語面だけではなく、環境面でも地域ごとに違った顔を見せてくれました。中国は省や市などで行政が分かれているために、街の雰囲気が全く違っていました。上海、深圳、成都は道路が綺麗に整備され、ゴミなども清掃されている印象がありました。広州、重慶は建物や街が古い印象という印象でした。三亚は中国のハワイと呼ばれるリゾート地なので、海がとても綺麗でバカンスをするのに適した場所でした。しかし実際私は、ハワイというよりかは東南アジアに来た雰囲気を感じました。それぞれの街にはそれぞれの特色があって、どこも素敵な場所でした。特に重慶には千と千尋に出てくる景色によく似ていると言われる洪崖洞が今回の旅で1番印象に残る絶景でした。まだまだ行けてない場所が多く、また時間ができたら旅行をしたいと思います。私の目標は、中国を一周することです。

三亚の東南アジアを感じられる風景

三亚の天涯镇には海沿いのレストランが沢山

深圳のタケノコタワー
中国のシリコンバレーの地であるため、街並みはビル!ビル!ビル!

広州タワー

広州タワー460mにある観覧車
この上に世界で一番高いところにある絶叫系でギネス登録されている上下するジェットコースターもある

千と千尋の風景に似ている重慶の洪崖洞

成都はパンダが有名!街の至る所にパンダの絵やグッズがある