「後期の振り返りと留学を終えての感想」志甫明音(北京外国語大学)

期末テストが終わり、12月27日には修了式が行われました。これで後期の全ての課程を終えたことになります。これまでのレポートで後期の課程についてはあまり触れてこなかったので、今回は後期を振り返ってみようと思います。

後期のクラスについて

私は前期がFクラスだったので、後期は自動的にGクラスになりました。クラスメートは多少増減はありましたが15人ほどで、日本人、韓国人、ロシア人、ウクライナ人、インド人、イタリア人、ベトナム人、フィリピン人、アゼルバイジャン人でした。後期が始まる前、私はGクラスに入って授業についていけるかどうか少し不安を感じていました。そして後期の授業初日、その不安はもっと大きくなりました。初日にそれぞれが自己紹介をした際、皆とても話すのが上手だったからです。中国語ネイティブではないかと思うくらい発音の上手な人もいましたし、今後北京外国語大学の大学院に進学したい人や、将来通訳になりたいという人もいました。しかし、最初から怖じ気づくのはよくないと思ったので、自分より少しレベルの高いクラスで勉強した方が最終的には成長できるとポジティブに考えるようにしました。また、1つ良かったこともありました。それは、前期よりもクラスメートの話が聞き取れたことです。前期は、自分も含めクラスメートの中国語の発音に、国ごとのなまりのようなものが強く現れていて、話を聞き取れないことが多かったのですが、Gクラスの学生の発音はより標準的だったので、私にとって聞き取りやすかったです。

良かったこと及び残念だったこと

まず、残念だったことは、授業中の討論の機会が少なかったことです。前期に比べると、先生の話を聞く時間が多く、生徒間で討論や話し合いをする機会が少なかったです。そのため、少しクラスメートとの関係を深めづらかった気がします。ただ、皆クラスチャットでいつか中国で会おうと言っているので、近い将来会えたら良いなと思っています。また、これは反省点なのですが、後期は予習にあまり時間を割くことができませんでした。前期に比べて作文などの課題が多かったからです。私は作文を書くのが苦手で、1つの課題に時間を掛けすぎてしまいました。

良かったことは作文能力が上がったことです。作文を書く課題が多かったこともあり、作文能力が伸びたと思います。テストの問題に500-600字の作文がありましたが、以前よりも言いたいことを書けるようになったと感じました。また、二学期連続でクラスの成績優秀生に選ばれたこともうれしかったです。

留学を終えて

 あっという間に一年間の中国留学が終わりました。中国留学に行くことは、高校の頃からの目標だったので、コロナによって現地に行けずに留学が終わってしまったことは本当に悲しかったし、悔しかったです。しかし、オンライン留学でも多くの収穫を得ることができました。自分の中国語能力が伸びたことはもちろん、世界各国の学生と知り合うことができました。そしてなにより、自分は中国語や中国文化が好きだと改めて強く認識することができました。留学は終わりましたが、今後いつ中国に行く機会が来るか、中国語を使う機会がくるかわかりません。そのときに備えて、これからも中国語の勉強を続けていきたいと思います。

最後に、貴協会から今回留学の機会を頂いたことに心から感謝いたします。