「中国留学〜前期を終えて〜」三村美月(北京語言大学)

9月12日に北京に渡航してからの5ヶ月間はあっという間の日々でした。このレポートでは、生活面と勉強面に分けて5ヶ月間の振り返りをしたいと思います。

まず、生活面についてですが、中国では日本にいる時以上に携帯が生活に欠かせないツールであることを実感することが多いです。そこで、今回は私の北京生活を支えてくれるアプリを紹介しながら、北京での生活について振り返りたいと思います。まず、生活に1番欠かせないのが「微信」です。日本で使用していた時はLINEのようにチャットをするだけのアプリだと思っていましたが、友達と連絡を取るだけでなく、商品の支払いをしたり、銀行の残高を確認したり、観光地の予約をしたりなど、様々な用途に使うことが出来ます。私が気に入っている機能は、歩数を記録出来る機能です。私は毎日1万歩歩くことを目標にしているのですが、この機能は毎日の歩数を微信上の友人とランキング形式にして通知してくれるので、ウォーキングをするモチベーションが上がります。また、微信の他についつい見てしまうアプリは、「美团外卖」という出前を注文するためのアプリです。一食大体400円ぐらいから頼むことが出来るので、冬休みは学食の種類が少ないこともあり、よく利用していました。レストランだけでなくスーパーも利用出来、大量に買うとクーポンを貰えるので、定期的に水や野菜をまとめ買いしています。便利なあまりお金を使いすぎてしまったと感じることが多いので、後期は無駄な買い物を減らしていきたいです。

次に勉強面についてですが、北京語言大学では9月から12月までの前期の授業は全てオンライン形式で行われました。私は中級上のクラスに入り、中级上、听和说中级上、HSK5级単語、初級文法の4つの授業を取っていました。その中でもHSK5級単語と初級文法はオンデマンド形式だったため、決まった時間に行われる授業は中级上と听和说中级上の二つのみでした。中级上と听和说中级上の授業は主に教科書を中心に学んでいくスタイルで、中级上は単元の終わりに毎回パワーポイントを用いてテーマについて発表する課題があったので、準備するのが大変でしたが、文法や発音の癖などを先生に直接直して頂き、自分の苦手な部分を再発見する機会になりました。听和说中级上の授業では、辞書に載っていないような言い回しを学ぶことが多く、理解するのが大変でした。また、授業中に2人1組で対話形式の文を発表する機会が多く、会話文を作る力が身に付いたと感じました。HSK5級単語の授業は似ている単語を比較しながら覚えていくスタイルだったのでとても分かりやすかったです。初級文法の授業は、基本的なことでも忘れてしまっていたことなどもあり、基礎の文法を復習する良い機会となりました。前期の授業が終わり、今課題だと感じていることは、会話をする際の瞬発力です。友達や店員さんと話す時に自分の言いたいことに合った言い回しが思いつかず、翻訳機に頼ってしまうことが多々あるので、日々の復習が足りていないのだと感じます。また、思いつく単語量も少ないので、文字で見て分かるだけでなく、自分の言葉として話せる単語をより増やして行きたいです。反対にこの留学生活で1番伸びたと感じることはリスニングです。中国の方は話すのが本当に早いので、聞き返してしまうことも多いですが、渡航した当初と比べたら随分と聞き取れるようになったと感じます。冬休み中は授業が無いため自分のペースで勉強をすることが出来るので、自分の弱みにきちんと向き合い、より良い状態で後期の授業に臨みたいです。