「中国留学 ~前期を終えて~」河本 希歩(北京語言大学)

12月末の期末テストを終え、8月末から始まった前期の授業が終了となりました。オンライン授業を受けている間は、ただ一つ一つの課題をこなしていくことに精一杯で、あっという間に時間が過ぎていったように感じました。私は今学期様々な事情からオンライン留学を選択しましたが、同じ奨学生の方々が現地で生活している様子を少しうらやましく感じたり、少し授業のモチベーションの維持が難しいときがあったりと精神的な部分でも悩むことが多い半年だったように感じます。今回はそんな半年間を振り返りながら今学期の反省点と来学期の目標について話していこうと思います。

まず勉強面では、授業のやり方も含め、常に手探りの状態で慣れるために必死だったように思います。自分が思っている以上に自分自身の実力不足を感じられたし、もともとは前に出ることが少し苦手な性格でもあったので、常に積極性が求められ、自分自身で主体的に関わっていかなければならないこの授業の体制にはなかなかなじめないこともありました。最終的にはオンライン留学を始めたころと比べると、自分からもかなり主体的に授業に参加していけるようになったと思いますが、まだまだ足りない部分も多いと思うので来学期はより積極的に参加してアウトプットできる機会を自分から増やしていきたいと思います。

また私のレベルのクラスでは最大で20単位まで授業を選択できたのですが上限いっぱいまで授業を選択していたことや授業と並行しながらアルバイトをしていたこともあり、一つ一つの授業や学習に対して割ける時間が十分でなかったようにも感じています。予習や宿題はきちんとこなしていたものの、復習時間が足りずしっかりと学んだことが身についていないまま進んでいってしまった部分もありました。実際にそのせいで期末テストの期間になり、忘れてしまっていた部分も多く見つかるなど、最後の最後でその付けが回ってきたようでした。レポートやスピーチなども準備しないといけない中で、改めて一から見直さないといけない部分が多かったことはかなりの負担になったと思います。来学期はもう少し余裕をもって、自分の要領にあった授業数を選択しながら、何となく進めていくことがないようしっかりと計画的に時間を確保していかなければならないと考えています。

そして後期は勉強だけに集中していた前期と違い、留学を終えた後の進路についてもより真剣に考えていかなければならないのでそういったことも踏まえて、残りの留学生活をより充実したものにしていきたいと思います。まだどうなるかわかりませんが、後期からは現地に渡航できたらと考えています。ただどのような形になろうとも良い後期のスタートが切れるよう準備を進めていきたいです。来学期はクラスのレベルも上がり、先生も変わってしまうということだったので、不安を感じることもありますが、少しでもこの貴重な時間を悔いのないものにできるよう頑張っていきたいと思います。

前期に受けていた授業