「中国語に対する新たな関心」後藤由衣(北京第二外国語学院)

オンライン留学も3か月目を迎えた。最近私には中国に関して新たに関心のある事柄が生まれた。それは中国語の故事成語である。きっかけは授業の中に故事成語の授業があったことである。この授業はもともと本科生の授業であり、私は必修ではなかったのだが、せっかくならと思い受けることにしたものだった。実際に受けてみると、本科生の受ける授業とだけあって、内容が難しい上、先生の話すスピードも速く初めはついていけるか不安だった。しかし、1コマの授業の中で1つの故事成語についてその元となった故事、用法、類似した故事成語など幅広く学ぶことができる。また、元となった故事を読んで「こういう話があってこの言葉はこのような意味を持つのだ」という感覚が私にとっては楽しかった。故事成語は中国語と切っても切れないと言っても過言ではない。それを根拠に先生の講義をはじめ、教科書の本文など中国語の授業の中では頻繁に故事成語が登場する。しかしその意味を覚えることは簡単でも実際に会話の中で使うとなると難易度ははるかに上がる。だからこそ私はこの故事成語を1つでも多く使えるようになることがネイティブの中国語話者に近づく第一歩だと考える。

ここで私なりの故事成語の勉強法を紹介しようと思う。それは故事成語の成り立ちを文章だけでなく、映像として頭に残すことである。故事成語は面白い物語から成り立っていることが多く、一度映像を見ることでより深い印象が残ると私自身実感したのでぜひ試してほしい。個人的にはYouTubeの「兔小贝成语故事」が分かりやすいと思う。12月末には故事成語の授業で日本人がよく使う故事成語のプレゼンがあるので気合を入れて準備したいと思う。

兔小贝成语故事のYouTube

最後に習ったばかりのある故事成語を使って来月の抱負を述べる。それは「愚公移山」である。この成語は、大きな目標でもその目標は動くことはないから努力を続ければ成し遂げられる、という意味である。この故事成語のようにまずはHSK5級という目標に向かって12月も全力で頑張っていこうと思う。