「初めての中間テストと嬉しい気づき」後藤由衣(北京第二外国語学院)

オンラインでの留学が始まってはや2か月が過ぎようとしている。最近の大きな出来事としては10月25日から11月1日にかけて中間テストが行われた。テスト範囲はこの約2か月間で学習した内容だった。正直なところ、テスト範囲は日本の大学と比べると狭く感じたが、全て中国語でインプットした知識を日本語で解釈することに私はとても苦戦した。例えば、授業中に先生がおっしゃったことをそのまま中国語でメモするのだが、後で復習する際に見返すと、メモの意味が分からなかったりニュアンスが分からなかったりするのだ。そのせいで今回の中間テストは効率的に勉強ができなかったことが私の反省点として挙げられる。この反省を活かして、明日からの授業ではリスニング強化のための中国語ディクテーションを継続すると共に、その時に理解した内容を日本語でも書き留めておくことにした。中間テストの形式についても書き留めておこうと思う。今回のテストはレポート、筆記試験、口頭試験の3つの形式があった。初めて中国語で800字のレポートを書いてみて日本語では800字をゆうに超えているのにそれを全部漢字で書き起こすと半分にも満たない、という文字数の壁に直面した。筆記試験はカメラで手元を映しながら行い、口頭試験はWeChatの通話機能を用いて行った。どの試験も今回は満足いく結果が得られなかったので、1月の期末試験では今回より少しでも成長した自分を見せられるようにまた気持ちを切り替えて頑張ろうと思う。

中間テスト(阅读课)

最後に最近の嬉しい気づきについて述べようと思う。それは中国人留学生と遊んだ時のことだった。その留学生とは私のオンライン留学が始まってからは一度もあっておらず、約3か月ぶりの再会だった。彼女と遊ぶときは日本語と中国語を使うのだが、彼女の話す中国語が聞き取れていることにふと気づいた。今までは聞き返していたのに一回で彼女の言いたいことが理解できたことにとても喜びを感じた。そして中国語での会話も以前よりスムーズになっている気がした。オンライン留学の成果が着実に現れている。日本でできることには限りがあるが、それでも自分自身の中国語能力に進歩があるのは確かだ。このことで私のオンライン留学へのモチベーションはさらに高まった。11月も着実に頑張っていこう。