「オンライン授業とスピーチ交流会の経験」加藤麻紀(西南財経大学)

2021年9月入学の予定だった留学が、コロナ禍で現地に行くことが出来ず、私は半年延期を選択しました。準備期間が長くなり、より中国語レベルを上げてから留学に臨めるチャンスだと思い日々勉強しています。

私は既に四年制大学を卒業しているので、社会人留学となります。そのため、就職のことを考えると留学延期によって入社が遅れてしまうという懸念がありましたが、現地留学に行くことのほうがはるかにメリットが大きいと考え、延期することにしました。

留学準備として、西南財経大学のオンライン授業を受け、日中友好協会のスピーチ交流会に参加しました。

西南財経大学のオンライン授業は、2021年3月から7月まで受けていました。それまで私は中国語を使って会話をした経験がほとんど無く、さらに英語も話せないため、中国語と英語を使った授業についていけるかとても不安でした。しかしいざ授業が始まると想像よりも話が理解できることに驚きと喜びを感じました。事前テストでクラスのレベル分けがされていたのでみんなが同じくらいの習熟度で、先生がそれに合わせた語彙や文法で話してくれます。生徒は一クラス10人程で、順番に発言する機会が回ってきて、間違いを都度先生が直してくれるので日々多くの学びがありました。

スピーチ交流会は、本番前は自分の中国語レベルが低いと自覚していたため、申し込んだことを後悔したこともありましたが、終わってみると参加して良かったと心から思います。

理由の一つは、日本語の流暢な語学パートナーができたことです。日本語には日本語にしかない様々な言い回しがありますが、それを中国語はこう言うんだよ、と日本語で教えてもらえるのは英語の出来ない私にとってとてもありがたいです。

留学延期が決まり、さらに緊急事態宣言下のため図書館で勉強が出来なくなり、中国語学習のモチベーションが下がって数週間勉強をしなかった時期もありました。しかし、中国語のドラマを見たり、スピーチ交流会でパートナーとなった中国人の友人と定期的にビデオ通話をするなど、楽しく中国語に触れることでやる気が出てきます。出発の3月までにHSK6級合格を目標に、自分のペースで勉強を続けていこうと思います。