「留学する前のイメージと実際に留学してみて気付いたこと」志甫明音(北京外国語大学)

オンライン留学が始まって早くも2ヶ月が経ちました。今回は留学が始まって気付いたことを書いてみたいと思います。

まず、留学前のイメージと違ったのは、学生の出身国についてです。留学する前は、日本や韓国からの学生が多いと思っていました。なぜなら、やはり日本や韓国は地理的にも中国と近く、言語文化においても似ているところが多いからです。しかし、実際にはそうではありませんでした。私は中高級クラスに入っており、クラスメートはロシア人6人、ベトナム人2人、日本人2人、韓国人1人、ドイツ人1人、イタリア人1人、アゼルバイジャン人1人、ウズベキスタン人1人の計15人です。私たちのクラスだけなのか、他のクラスもそうなのかはわかりませんが、日本人・韓国人よりもロシアの学生のほうが多いというのが意外でした。授業ではグループで話し合いをしたり、クラスメートの前で発表をしたりする機会があるのですが、様々な国の学生がいるので、各国の文化や、物事に対する考え方の違いを知ることができて面白いです。

各学生が自国に関する中国語の記事を選んで発表しました

また、様々な国の学生がいることで気付いたのは、国ごとに発音の特徴があることです。特に、声調のつけかたに地域差が出ていると思います。そのため、日本人や韓国人学生の中国語は聞き取れるのですが、その他の国の学生の中国語がなかなか聞き取れません。授業を受ける上で、わたしにとってこの点がかなり大変です。たとえば、以前、授業で模擬弁論大会が行われました。私は相手のチームに質問したのですが、答えを聞き取ることができず、相手の意見がわからないので、反論することもできませんでした。さらに、グループで意見を出し合うときには、相手が発言した後に聞き返してしまうことも多いです。このように、留学が始まってから自分のリスニング力不足を実感しました。加えて、発音の重要性を再確認したので、今後はより発音に注意しながら発言したいと思います。