「日本と中国、似ているところ、異なっているところ」中村桃夏(華東師範大学)

4月の後半はいくつかの授業で期中テストがあり少し勉強に忙しい日々を過ごしました。前期と同じ授業もあれば、後期からの授業もあるため、日々の予習・復習とは別にテスト勉強にも時間を割かなければならず、やっと終わった現在、開放感でいっぱいです。期中テストを設けず、期末テストのみの授業もあるため“五一劳动节”で授業が休みの間にきちんと復習をしておこうと思います。

日本と中国、似ているところ

最近、現地に住んでいる中国人の友達に聞いて分かったのですが、流行りのファッションが似ていることです。中国で流行しているスタイルを聞いたところ、ほぼ同じでした。韓国系であったり、アメリカっぽい服装だったりと共通点が多いことに驚きでした。また、中国では私服として日本の制服のような服を着ている人が多いようです。しかし、日本でも中華風のファッションやコスメが現在流行しているのも事実です。実際に私も先日、最近SNSで話題の“ワンホンネイル”をしました。両国がお互いの文化や流行を取り入れていくことが今後の友好につながっていけば良いなと思います。

日本と中国、異なっているところ

最近一番異なると感じるのが、学生のアルバイト事情です。日本の大学生はほとんどの人がアルバイトをしているかと思います。しかし中国の場合、アルバイトをしている方が珍しいくらいです。勉学に忙しいのもありますが、アルバイトの時給が日本よりもかなり少ないことも理由にあると聞きました。この文化の違いが、現在私を悩ませています。私は時間割に合わせて授業がない時間にアルバイトをしているのですが、最近上海で大規模な封鎖があったことにより、急に先生が時間を変えたり、曜日を変更したりしました。みんな空いてると思い前日に連絡してくることもあって、アルバイトを急に休んだり、授業を休まざるを得ないこともありました。現地に行けていたら、今とは違い、勉学をメインにすることができたと思うとコロナウイルスによる今の状況を本当に悔しく思います。

先生からの時間変更の連絡

しかし、期中テストを終えた今、後期の中盤に差し掛かっているため、残り少ないですが最初にたてた目標に向けて日々努力を続けていきたいと思います。文化の違いを理解し、乗り越えることも、この留学で与えていただいた大事な機会だと思います。留学を通してこれからももっとたくさんの経験をしていきたいと思います。