「日本と中国の異なっているところ」秋本由希(華東師範大学)

今回は日本と中国の似ているところ、異なっているところについて考えてみましたが、似ているところよりも異なっているところに気づくことが多かったため異なっていると思った部分について書き出してみたいと思います。

私がいつも気になっていたのは先生方が業務連絡のメッセージの後に「谢谢」とつけることです。例えば、「来週はテストがあるのでしっかり勉強してください。“谢谢”」。みんな使っているので私も何となく使っていましたが、よく考えてみると日本語では文の終わりに「ありがとう」をつけることはあまり一般的でないと気づきました。どちらかというと日本語でいう「よろしくお願いします」に近い感覚なのかなと勝手に解釈して使っています。

”谢谢”

また、日本と中国という大きなくくりにはできませんが、学校について異なっていると感じた点がありました。それは、中国の大学は連絡がギリギリになって送られてくることです。日本の大学では学年の始まりに学年歴が公開され、1年間のスケジュールがすべてわかっていたのですが、中国の大学はおおまかな予定も近々にならないと教えてもらえないので少し不便に感じてしまします。例えば、テスト期間や授業日の変更についての連絡です。最近行われた中間試験はだいたい4月下旬に実施すると教えてもらっていましたが、どの週なのか詳しい日程は1,2週間前にならないと教えてもらえませんでした。また、祝日が授業日とかぶってしまった場合はその日の授業が土日に振り替えられるのですが、その連絡も1,2週間前に送られてきます。アルバイトを含め予定が非常に立てづらいので、祝日などもともと決まっているものは、もう少し早く教えてくれたらなと思います(笑)

以前紹介した非正式会谈の新しいシリーズが始まりました!