「中国留学~前期を終えて~」西藤光祐(北京第二外国語学院)

オンライン留学生活が今年の3月から始まり、6月末に前期が終了しました。私は、去年の9月から本来であれば留学開始予定でしたが、コロナウイルスの影響で中国へ渡航できないことが分かったので、半年間留学を延期しました。しかし、3月になっても状況は変わらなかったので、今年の3月からオンラインでの留学を決意しました。私は大学を休学しており、休学したからには現地で留学したいという思いが強くあったので、オンラインでの留学になったことが非常に残念でした。しかし、オンライン留学をする中で他のクラスメートも同じ思いを抱き授業を受けていることに気付き、同じ思いを共有できたことで少し気分は楽になったと思います。もちろん現地で留学できることが一番良いのですが、オンラインでも時間を無駄にすることなく取り組めば必ず大きな収穫はあると思います。

 

・前期の振り返り

オンライン留学が始まった頃はすべてが新鮮に感じたことを覚えています。おそらく完全に中国方式の授業のやり方だったので、自分にとっては新しい発見ばかりでした。その後、授業も回数を重ねていくうちに、授業にも慣れてきました。そして前期の一番の大きな反省点として慣れが出てきたことによって、授業外での学習に対する取り組みが甘くなったことが挙げられます。やはりオンラインという特性上、授業中は集中していても、授業が終わると完全に自分の時間となってしまうので、そこの部分で少し自分に対する甘さが出てしまったと反省しています。そこで後期の授業では、就職活動の準備も同時に始めていくので、メリハリを持って取り組むことが大事になってくると思います。他にも反省点としては、積極性がなかったことです。同じクラスの日本人の方は積極的に発言していましたが、私はあと一歩のところで発言に躊躇してしまうことが多々ありました。せっかくの機会を頂いて学習しているので、もっと自分に自信を持って発言することが大切だなと感じています。また発言できていない原因として、単純ですが自分の中国語能力がまだまだ低いと感じています。クラス内でも多く発言している学生は、やはり比較的中国語能力が高いように感じています。そこで後期ではさらに中国語をレベルアップすることで、自信を持って発言できるようにしていきます。次に前期での授業を通して大きな収穫として、筆記の能力が大きく向上したことです。特に作文の能力が大きく向上したと思います。その背景として作文の授業で2週間に1度作文を書いて、先生に添削してもらうということがあったからです。初めのころは500字の作文を書くのに苦労しましたが、終盤になると作文能力も向上して、成長が目に見えて分かったので、自分にとっては大きな成長だと実感しています。そして後期の授業では私が最も苦手としているリスニングの部分を中心に取り組んでいきたいと考えています。

・後期ことについて

最後に、これから先の事として、ようやく中国へ現地留学できるという情報が出たと思いますが、私はこのまま後期の授業もオンラインで受講しようと考えています。理由としては渡航費の問題や留学しても現地でクラスターなどのリスクを考えてのことです。この決断が良いのかわかりませんが、後期の授業も精一杯取り組んでいきたいです。