「香港留学生活、折り返し地点にて」海野愉里(香港大学)

11月とともにSemester1が終わり、冬休みに入りました。学期中いつかやりたい行きたいと思ってはいたものの、忙しい日々に追われて試すことのできなかった場所やコトを、じっくり消化する盛り沢山な毎日を送っています。

例えば、どれだけ乗っても料金の変わらないトラム(路面電車)に揺られながら香港島を横断してみたり、学期中一度も勇気の出なかった亀ゼリーや蛇スープをついに試してみたり、深水ホという今まで降りたことのなかった街を散策してみたり。

Semester1を振り返れば、まずはやり切ったという達成感がありつつも、もっとできたと思う気持ちのどちらも同じくらい両立しています。やり切ったと思えるところは特に、授業で与えられた課題に真摯に向き合ったことです。日本ではいつも締切ギリギリな私でしたが、香港では、第二言語である英語で行うことに自信が無いからこそ、教授やTutorの方に前もってドラフトを送り自主的にFeedbackをもらいたい、そのために計画的に取り組めたと思います。授業以外でも、今まで運動/体育会系とは無縁であった私が、思い切ってハードなRowing Clubに入部したことは、その達成感に少なからず貢献していると思います。せっかくの留学なら、日本の自分が絶対にやらないことを始めたいという突拍子のない好奇心で入部しました。しかし、一度始めてみれば、コンクリートジャングルから離れて、郊外の川で他の仲間の動きとSyncしながらボートを漕ぐ時間を、心底気に入っており、毎週のトレーニングに打ち込んでおります。

もっとできたと思うところは、交流の輪を自分から広げに行くことと、香港自体を楽しむ気持ちです。自分と同じ日本人留学生、寮のフロアメイト、Rowing Clubの仲間で完結してしまいがちなSemester1でしたが、次の学期は今香港でしか出会えない友人の輪をもっと広げていく努力をしたいと思います。また、住んでいるとどうしても香港自体に慣れてきて、Comfort Zoneであるサイゼリヤに通いたくなる気持ちが出てくることもあります。が、香港でしかできない体験を追い求める、いわば観光客マインドを一定程度忘れずに、香港自体を楽しんでいきたいと思います。

総じて、今すぐ帰国するには消化不良です。折り返し地点を過ぎ、今抱く反省を、残り半分の留学期間の過ごし方に最大限に活かしていきたいと思います。