留学に向けて取り組んだ準備と留学に向けた思い 飯塚真央 南京大学

出願から出発までの期間中、日に日に中国で学びたいという思いが強くなってきました。私は昨年日中友好大学生訪中団と北京外国語大学での交換留学を終え、帰国後自分の学びたいことを学ぶために、あえて南京という日本人にとって特別な都市での留学を選びました。

昨年の訪中団で上海を訪れた時の様子。そこで奨学金について知りました。

南京大学に留学するまでに取り組んできた準備は大きく2つあります。1つは、語学力を高めることです。実際北京留学から帰国した後 、日本では中国語を使わない日々が続いていたため不安になりました。しかし留学先でより高いレベルで授業を受けたいという思いから、中国番組やニュース記事を見たりして楽しみながら自然と語学力を落とさないようにしてきました。そして2つ目は南京という都市で留学中に自分ができる事は何かについて調べてきました。現時点では日本文化交流センターにて日本語学習者のサポートや歴史記念館でのボランティアなどを行っていくつもりです。こうした活動を通して日中交流を行い、日本を発信していきたいと考えています。

今回の留学では学業と中国人との交流の2つを両立させるという目標を掲げています。学業面では中国語だけではなく歴史や国際法といった将来必要となる知識を学びます。そして交流面では、こうして学び得たことを使って中国人と相互学習ができる機会を作っていければと思っています。そのために自分が積極的にコミュニティを作り、チャンスを作っていきたいです。出発前の自分が思うには、この学業と交流の両立は難しいだろうと思っています。ただ学業や中国人との交流の中で多くの事に挑戦し、楽しめるような留学になれば私の中でこの留学は間違いなく良い留学だったと言えると思います。そう思えるようにしていくためにも、南京で出会った人達を大切にして今後も続いていくような関係を築いていきたいです。
留学の過ごし方には色々な形があり、自分なりに留学中そのあり方について考え、帰国後に公費留学生として南京大学に留学できて良かったと言えるように1日1日を大切にして楽しく過ごしていきます。