各地の日中交流ニュース

2025年9月1日号 /

第56回日中友好キャンプ
阿智村・せいなの森で開催

長野県日中友好協会女性委員会
青年委員会

長野県日中友好協会青年委員会と女性委員会は7月26・27日、長野県南端の阿智村せいなの森キャンプ場にて第56回日中友好キャンプを開催しました。中国大使館の方々、国際交流員、語学研修生、留学生、友好協会会員など41名が参加し、楽しい2日間を過ごしました。

せいなの森キャンプ場は、長野県南端の下伊那郡阿智村に位置しており、大自然に包まれた星空のきれいなキャンプ場です。

開会式では、岩崎華美青年委員長と宮沢信代女性委員長が、「56回目を迎えた友好キャンプを、協力して楽しく盛り上げましょう」とあいさつ。県日中友好協会の布施正幸副会長、中国大使館の孫一梁一等書記官、清水可晴飯田日中友好協会会長も、「楽しく交流し相互理解と友好を深めましょう」とそれぞれあいさつしました。

参加者は、赤、青、黄、緑の4つの班に分かれて活動を開始。長短のひもの束の中から引いたひもを結び、トータルの長さを競うゲーム、スイカ風船を二本のバトンで運ぶリレーなど、班対抗試合を声援と笑いに包まれながら頑張りました。

心配された雨も降らず、夕食の準備へ。炭火おこしに苦労しながらも焼肉バーベキューの準備が整い、地元の三石高亜樹・飯田日中友好協会理事長の歓迎あいさつの後、王昌勝県華僑総会会長の音頭で乾杯!ボリュームたっぷりの牛・豚・鳥・野菜のバーベキュー、そして焼きそば……。みんなで飲み語らいながら味わう料理は格別でした。夜のとばりが下りる中、小学生2人の点火でキャンプファイヤーの炎が燃え上がり、小花火大会、踊りと歌の交流で思い出を刻みました。

翌朝は6時起床。ラジオ体操や、中国に古くから伝わる体操「八段錦」に汗を流したあと、水餃子づくりに挑戦。中国の皆さんの実演指導のもと、1時間半余りの奮闘で800個ほどのおいしい餃子が出来上がりました。「ハオチー」「おいしいー」。一人15個、20個と頬張り、おなかいっぱいになりました。

片付けの後、「モルック」を楽しみました。ボウリングに似たフィンランド発祥の競技で、選手は真剣そのもの。ギャラリーも真剣に声援を送りました。

最後の昼食は「流しそうめん」。孟宗竹を割ってつなげたトヨに水を流す本格的な流しそうめんは、また格別でした。

閉会式では、松原京子女性委員会事務局長が、「皆さんの協力で楽しい2日間となりました。今回のキャンプで育まれた友情を大切に、今後の活動に活かしていきましょう」とあいさつ。大使館や石家荘市の語学研修生の皆さんも「楽しい2日間でした。良い思い出になりました」と感想を述べていました。石崎琢哉青年委員会顧問の閉会あいさつで、無事終了となりました。

(青年委員会事務局長 岩崎拓海)

大自然の中、楽しい2日間を過ごした参加者のみなさん

上川郡東川町で中国人強制連行事件殉難者88名を慰霊

北海道旭川日中友好協会

7月7日、大戦末期に強制連行され、遊水池建設などの過酷な労働の下で亡くなった中国人殉難者の慰霊祭が、東川町の慰霊碑前で行われた。慰霊祭は、旭川日中友好協会が碑管理委員会の事務局を務め、盧溝橋事件勃発の7月7日に毎年実施しているもので、夏欣中華人民共和国駐札幌総領事館副総領事、菊地伸東川町長、華僑や中国人留学生、東川町・旭川市の関係者、友好協会会員ら約70名が出席した。

東川町には、終戦の1年前の9月に338名の中国人が強制連行され、連行途上を含め1年足らずの間に88名が死亡した。

追悼文を、大橋慰霊碑管理委員会代表、菊池東川町長、今津旭川市長(代理)、小泉撫順の奇蹟を受け継ぐ会北海道支部代表(代読)が読み上げ、そのあと東川町仏教界の僧侶たちが読経する中、参加者一人一人が焼香し、異国の地で亡くなった88名の霊を弔い、反戦と平和、日中友好を誓った。

焼香、弔電披露の後、夏欣副総領事が挨拶し、「長年にわたって慰霊祭を開催されていることに敬意と感謝を申し上げます。戦争終結80周年、お互いに中国と日本の友好を深めてまいりましょう」と述べた。

(会長 鳴海良司)

参加者たちを前に挨拶する夏欣副総領事

ハルビン市少年宮民族楽団が旭川夏まつり会場で演奏

北海道旭川日中友好協会

7月31日と8月1日、ハルビン市少年宮民族楽団が旭川夏まつり会場で演奏した。演奏は各回とも15分間の短い時間だったが、二胡、琵琶、月琴、竹笛、笙による合奏で5曲を演奏した。たくさんの旭川市民が鑑賞し、中国民族楽器による演奏を楽しんだ。

ハルビン市少年宮民族楽団(団長:孫偉莉少年宮副主任、小中高校生6名と引率3名)は、旭川市ハルビン市友好都市提携30周年を記念して、旭川夏まつりに合わせて7月30日に来訪し、演奏のほか様々な活動に参加し2日に帰国した。

一行は31日、市長表敬、神居東中学校での交流、夏まつり開会式での演奏、納涼花火大会観賞、1日、旭山動物園参観、上野ファーム参観、さんろく祭りステージでの演奏と市民舞踊パレードにも参加、密度の濃い交流を行った。

旭川市とハルビン市は、30年前の1995年11月21日に友好都市提携を結び、10回にわたる大型チャーター便『旭川市民友好訪中の翼』による市民交流をはじめ、市代表団の相互交流、大学間交流、小中高校生交流、サッカー、卓球、建築交流など様々な分野にわたって交流を続けてきた。1日の歓迎交流会で、今後の30年に向けて更なる交流の発展を誓い合った。

(会長 鳴海良司)

さんろく祭りステージで演奏するハルビン市少年宮民族楽団
訪問団歓迎会、旭川市関係者とともに

成都を訪ねて
再び和歌山でパンダが見られることを願う

大阪府日中友好協会

大阪府日中友好協会では今年6月26日~30日、小西禎一新会長を団長として、13名で7年ぶりに成都を訪問した。

今回の訪問先は、「四川省国際友好都市館」「四川省家庭教育指導センター」、世界遺産「都江堰」と道教の聖地「青城山」、240頭ものジャイアントパンダが暮らす「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」、大阪・関西万博「中国館」でも注目されている黄金のマスクの「成都金沙遺跡博物館」等であった。

長年日中友好に携わっていると、何度か同じ都市を訪問することがあるが、訪問した年代、お会いする相手、同行するメンバーによって、毎回新鮮な驚きと感動がある。

今回、「友好都市館」では同センター主任の張暁琴氏と面会し、友好交流を展示や映像で可視化することで、より多くの人に友好都市の意義を伝えていることに感銘を受けた。また、「家庭教育指導センター」では、厳しい競争社会の中で心に問題を抱えている子どもやその家庭が多いこと、それに対して地元大学や地域の学校等が連携し、その知見で教育現場の教員等を支援していることを聞き、自分ごととして問題意識を共有・共感することができた。

私たちが「パンダ繁殖研究基地」を訪問した前日、日本では和歌山の最後のパンダが帰国した。中国側からは「パンダを見にまた中国に来てください」と言われたが、そう簡単に再々来れるものではない。パンダの愛くるしい仕草で癒された日本人も多く、パンダが和歌山にいたことで中国に親しみを持った関西人も少なくなかったと思うとやはり残念だ。近い将来、再び和歌山でパンダが見られることを願いたい。

(事務局次長 大野美保子)

「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」にて
もぐもぐ、まったり
基地で暮らすパンダたち
「成都金沙遺跡博物館」にて
「老子」ゆかりの「青羊宮」にて
今を如何に健康で幸せに生きるか
道教のお寺で囲碁を楽しむメンバー

2025年度定期大会開催
「パンダを再び和歌山に」新たな招聘への意欲も

和歌山県日中友好協会

和歌山県日中友好協会の2025年度定期大会が6月28日、県民文化会館4階中会議室で開催された。

43回目を迎えた定期大会では、来賓の鶴保庸介参議院議員より、4頭のジャイアントパンダが中国に帰国した後、新たな招聘に向けて取り組むとの決意を込めた祝辞が述べられた。また、県選出の衆議院議員である石田・世耕・山本の3代議士の秘書の参席していることも紹介された。

井上事務局長の司会で祝電紹介が行われた後、志賀常任理事が議長に選出された。2024年度活動報告は中会長が、一般会計決算と会計監査報告は高垣事務局次長が、2025・2026年度活動方針は中会長が、一般会計予算と中国語教室会計収支予算・決算は高垣次長がそれぞれ説明し、採決の結果、すべて承認された。

役員人事では、顧問4人、常任理事2人の退任と、新たに顧問4人、副会長1人、常任理事3人の就任、監事2人の交代などが承認された。

なお、当協会理事長の芝本氏が、6月議会定例会で和歌山市議会議長に選出されたという嬉しいニュースもあり、和やかな雰囲気のうちに閉会した。

(会長 中拓哉)

会計関連議案の説明をする高垣事務局次長

設立30周年を記念し祝賀会を開催

神奈川県日中友好協会女性部会

神奈川県日中友好協会女性部会は7月23日、設立30周年を記念し横浜中華街のレストランで祝賀会を開催した。会には来賓の中国大使館政治部の康暁雷参事官やロサンゼルス五輪体操金メダリストの具志堅幸司氏をはじめ、県内日中友好関係者約50名が出席した。

祝賀会に先立って行われた講演会は、県教育委員を長く務められ、現在横浜鶴見リハビリテーション病院長の吉田勝明氏が「素敵な高齢期の過ごし方」というテーマでユーモアを交えて講演。がんや認知症、介護という重たい話でしたが、事実を知ることで不安にならずに、自らの覚悟や周りのサポートの大切さを感ずることが出来た講演でした。

祝賀会は佐々木爽さんによる中国琵琶演奏で始まり、主催者あいさつ、来賓祝辞と続いた。岩美恵子女性部会長は、昨年の国際女性デーの日に横浜華僑婦女会と日中友好神奈川県婦人連絡会の3者が交流会を開催し今後の連携を誓い合ったことに言及しながら、草の根の交流をさらに推し進めましょうと呼びかけた。

来賓の上島保則協会副会長は、昨年11月に石破首相と習近平国家主席の会談が行われたことやビザが緩和されたこと、相互交流が戻って来たことを歓迎、こうした流れを確実なものにするために民間交流の果たす役割は大きいと述べた。康参事官は、今年6月長野で開催された女性委員会設立40周年記念祝賀会に先立って行われた「大使館との交流会」において、出席者より両国の友好を深める積極的な提案がされたことを取り上げ大変有意義な会だったと述べたほか、30年前に北京で開催された世界女性会議を記念したサミットを今年北京で開催するので、皆さんも是非出席してくださいと述べた。敷田博昭県議会日中友好議員連盟事務局長は、昨年天津の「周恩来鄧穎超記念館」を訪問したことにふれ、鄧穎超夫人は女性の活躍をリードして来られたフロントランナーであり、中国の女性の活躍を後押しし、鼓舞し、「社会に明るさと優しさと元気をもたらすのは女性の活躍だ」と言い続けてこられたことを紹介した。この他、番場明子日中友好神奈川県婦人連絡会共同代表と黄巧玲横浜華僑婦女会会長からも温かいお言葉をいただいた。また、(公社)日中友好協会・全国女性委員会第10代委員長の奥真理子さん(東京都日中)からお祝いのメッセージをいただき、第9代委員長の田島孝子さんが読み上げ披露した。

会は美味しい中国料理を味わいながらの懇親会に移行。配布された『三十年のあゆみ』を見て、さらなる交流を誓い合ったテーブルもあった。

(事務局 平中恭子)

あいさつする康参事官
全員で記念撮影

映画「郷 VICISSITUDE」
東京プレミアム試写会開催

東京都日中友好協会

6月17日(火)、当協会認定「日中友好アンバサダー」共同代表をつとめる俳優・小川夏果さんがプロデュースした映画「郷 VIC ISSITUDE」(伊地知拓郎監督)のプレミア試写会と舞台挨拶が、東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催されました。当協会からは、斎藤常務副会長、伊藤理事長、小職の3名が招待を受け、出席いたしました。また、小川さんの映画製作を支持され、長年にわたり協会機関紙の連載「中国映画を語る」を執筆されている(公社)日中友好協会の坂和参与も、大阪から駆けつけました。

上映前には、伊地知監督と小川さんによる舞台挨拶が行われました。監督は命の尊さをテーマにした制作背景を語り、小川さんはプロデューサーの視点から作品づくりのこだわりを明かし、満員の客席は期待と熱気に包まれました。

本作は、2022年7月に北京電影学院監督学科を首席で卒業した伊地知監督自身の経験をもとに描いた長編映画であり、監督の出身地である鹿児島を舞台にしています。現在、文部科学省の選定映画に認定されており、鹿児島県内各地の中学・高校では授業の一環として上映会を実施しています。さらに、国際的にも高い評価を受けており、2024年度の上海国際映画祭では、アジア新人部門において監督賞と作品賞の2部門にダブルノミネートされています。

直近では、自主映画コンペティション「第47回ぴあフィルムフェスティバル アワード2025」にも入選し、9月6日(土)・16日(火)の両日、国立映画アーカイブ(東京・京橋)にて上映される予定です。

(エンタメ部会 小櫃基)

舞台挨拶に登壇した伊地知拓郎監督(右)と小川夏果さん
(Letheany & Co.提供)

成都市友好都市青年音楽ウィークに
都日中・中国語教室受講者が出演

東京都日中友好協会

東京都日中友好協会は、昨年度から友好交流の覚書を結んでいる成都市人民対外友好協会からの要請を受け、日本人バンド「xiexie」と共に成都市友好都市青年音楽ウィークのイベントに参加した。なお、ボーカルのMeariは東京都日中友好協会の中国語教室の受講者である。

今年は世界五大陸から合計14カ国・地域の20チームが参加。メイン会場で開幕式が行われたほか、成都市内の6つのサテライト会場にて歌やダンスなどのパフォーマンスが披露された。

「xiexie」バンドは今年、中国7都市でライブを行ったが、成都市は今回が初の訪問。今回は開幕式、双龍区サテライト会場と成都市内にある国際芸術村「濃園」にてライブを行い、各会場には数百人以上のファンが集った。毎日のように四川名物の火鍋や串串香を食べながら英気を養い、3箇所のライブを無事に終えたメンバーたちは、以下のように感想を述べた。

「ライブハウスツアーとは違い、中国の老若男女の前で演奏する事ができたのが今までにない経験になった。ステージからの光景、そして成都の皆さんの温かさが忘れられないので、また成都に来て活動できるように頑張りたい」

今後も都日中では、こうした若者世代の文化交流を後押しし、日中友好の新たな担い手を育んでいきたい。

(副理事長 井上正順)

成都のステージで熱演する日本人バンド「xiexie」