各地の日中交流ニュース

2023年10月1日号 /

日中平和友好条約締結45周年記念
第2回新時代日中地方民間友好団体交流大会開幕式、
金沢に79人集う

・北海道、石川県、愛知県、大阪府、奈良県、岡山県 日中友好協会

第2回新時代日中地方民間友好団体交流大会開幕式が8月31日(木)、金沢市で開催されました。同大会は日中平和友好条約締結45周年記念事業として、江蘇省と日本の友好都市との交流協力を深め、併せて新時代の要請に見合う建設で、安定した日中関係の構築を推し進めることを目的に、日本と中国各地域から計79名が一堂に会しました。

第1回目の交流大会は昨年度、江蘇省を主会場としてオンラインによるズーム会議がそれぞれの参加地区にて開催されました。今年度は対面式の会議を開催しようと、金沢市での開催が実現。中国側からは江蘇省人民対外友好協会をはじめ南京市、南通市、鎮江市、連云港市と駐名古屋総領事館からの計25名が参加。日本側からは石川県日中友好協会をはじめ北海道、愛知県、大阪府、奈良県、岡山県の各地区日中友好協会の役員ら54人が集いました。

江蘇省人民対外友好協会副会長銭文華氏の開会挨拶により交流大会が始まりました。中国側から南通市、鎮江市の人民対外友好協会、日本側からは岡山県日中友好協会、石川県羽咋市日中友好協会の4団体が活動報告をしました。4団体のそれぞれの発表に対して、参加者はメモをとりながら熱心に聴講しました。自分たちの活動に思い悩む時に大いに参考になるヒントを頂いたと感じました。

午後6時から懇親交流会が開催され、日本と中国それぞれの交流している都市間同士の人たちが、久し振りに顔を合わせ、あちらこちらのテーブルで話が盛り上がっていました。更に国内の他地区協会の人たちとの交流も盛んに行われ、お互いの悩みを相談しながら、活動の課題と目標を共有し合いました。皆さんのご協力により、この大会も盛大に、そして成功裡に終わることができました。

同交流大会の閉幕式は10月17日に江蘇省鎮江市で行われ、日中の代表が再び参集します。

(石川県日中友好協会 理事長 重田勝年)

新時代中日地方民間友好団体交流大会の参加メンバー

親睦ゴルフコンペを開催
暑熱吹き飛ばして楽しむ

・秋田県日中友好協会

秋田県日中友好協会(猿田和三会長)は8月20日、秋田市の秋田カントリークラブで親睦ゴルフコンペを開催した。異常気象が長く続いていて、当日はかすかに秋を感じさせる風もあったが、やはり暑熱の厳しい日だった。

10人の参加者は晴れやかな表情で集合し、ウォーミングアップに余念がなかった。高橋美子女性委員会会員は、自宅がゴルフ場に近いことから、早朝ゴルフ場に来て30分ほど練習して自宅に戻り、再度来場したとのことだった。7月に行われた全県550歳野球大会で、昨年に続いて優勝監督となった嵯峨惇志事務局長は大のゴルフ好きでもあり「今日は楽しむことを第一にプレーしたい」と抱負を語った。長年にわたって当協会の賛助会員として多大な支援を続けて来られた株式会社秋田スズキの石黒寿佐夫社長や秋田県企画振興部国際課の荻原由美子課長も来場すると、再会を喜び合って一層華やいだ雰囲気となり活気づいた。
開会式で猿田会長からは、7月の大雨で浸水被害のあった参加者への気遣いの言葉があり「今日は暑さに負けずに大いに楽しんで、今後も国際交流活動に励んでいきましょう」と語った。初めての開催にあたり中心となって準備を進めてきた石黒かほる秋田県女性委員会会長は「6月の総会でコンペ実施の提案があり、開催の運びとなった」と話した。

コンペは3組に分かれて開始され、参加者は水分を十分にとりながら声を掛け合ってプレーを楽しんだ。終了後コンペルームで揃ってかき氷を食べたひとときは、充足感に満ちているようだった。表彰式では全員に賞品が渡され、優勝は猿田会長、準優勝は小木田喜美雄副会長、3位が齊藤雄太郎副理事長だった。日頃の忙しさを忘れてゴルフに興じた、思い出に残る一日となった。

(理事 古谷孝男)

親睦ゴルフコンペに参加した会員ら

チャイナフェスでブース出展
漢服着用や書道体験も

・東京都日中友好協会青年委員会

日中平和友好条約締結45周年記念事業として「チャイナフェスティバル2023」が9月9日、10日、東京・代々木公園で4年ぶりに開催され、公益社団法人日本中国友好協会としてブースを出展しました。ブースでは日中友好協会の歴史や活動を紹介したパネルを設置し、機関紙「日本と中国」等を配布した他、漢服着用体験や、東京都日中友好協会の青年委員会と旗袍専門店Qpaoとのコラボ企画を実施しました。

ブース前で記念撮影する青年会員ら

初日は悪天候の中にもかかわらず、ブースに掲示しているパネルをじっくり見ながらスタッフと語らう方や、機関紙を手にとってくださる方も。その後も、日本に留学に来たばかりの中国人学生、これから中国留学を検討し情報を求めに来てくれた日本人大学生など、2日間で300名を超える老若男女が参加しました。

漢服体験では、本場中国の漢服を着用し、SNSに投稿した方には、アクセサリーをプレゼント。漢服体験をしたある高校生からは「さらに中国文化が好きになった。実際に中国に行ってもっといろんな体験をしてみたい」。コラボ企画でもSNSを活用し、アカウントをフォローするなどの条件を満たした方に、月餅クッションや茶器など豪華景品も含まれるハズレなしのくじ引きを実施。くじは紅包に入っており、紅包を受け取る際のワクワク感も楽しんだ様子でした。

漢服体験

2日目は一般社団法人日本アジア共同体文化協力機構のブースを借用し、東京都日中友好協会青年委員会の有志による、イベントを三つ開催しました。赤い紙に福字を書く書道体験では、書道教室の先生から、初めて筆を持ったという幼稚園生まで、幅広い年代の方が参加しました。続いて折り紙を使った切り絵ワークショップでは、親子で切り絵に挑戦される方が多く、「家でも試してみたい」との感想もありました。

書道体験

青年委員会メンバーでもある、日中間のマーケティング・アニメ関係の事業、アニチャイナ株式会社代表取締役社長兼CEO遠藤さんによる講演会では、中国ビジネスの体験談の紹介や、中国経済・金融状況から、中国アニメを始めとするエンターテイメントの動向が披露されました。最後に参加者と一緒にAIアートをその場で生成するワークも実施しました。

(東京都日中友好協会青年委員会 副委員長 山下美紀子)

講演会の様子

初のフェスタで変面や茶芸
450人が中国文化を体験

・神奈川県日中友好協会

日中友好関係団体が一堂に会して広く県民にその活動を紹介する神奈川県日中友好フェスタが、日中平和友好条約締結45周年を記念して8月27日、かながわ県民センターで初めて開催された。

開幕式では、主催者の須藤浩之神奈川県日中友好協会会長、共催者の大場勇人県国際文化局副局長があいさつ。来賓の中国大使館政治部の郭暁涵参事官、森正明県議会日中友好議員連盟会長がお祝いの言葉を述べた。

須藤会長あいさつ

ブースによる展示は、県日中をはじめ、横浜日中など8地区協会、聶耳記念碑保存会、中国留学生援護会、神奈川徐福研究会など計23団体が集結。テーブルとパネルの2メートルほどの空間で、写真や動画で活動の内容を紹介したり書籍や物品を販売したりした。会場に来て初めてこうした団体を知った人も多く、熱心に質問する人も。また、中国茶芸と中国結びの中国文化体験コーナーにも多くの人が集まり、入場者は約450人を数えた。

ステージでは、京劇俳優による孫悟空や変面の絶技、中国帰国者養父母謝恩会の皆さんによる中国民族舞踊、太極拳講師と受講生による太極拳、旗袍秀(ちいぱおしゅう/チャイナドレスショー)、歌舞伎で有名な外郎売(ういろううり)の口上と、2時間を超えるアトラクションで会場は大いに盛り上がった。

(専務理事 三浦 修)

多くの人が楽しむ中国茶芸と中国結びの中国文化体験コーナー

2023長野県日中友好都市中学生卓球
河北省などから選手招き、5年ぶりの開催

・長野県日中友好協会

日中平和友好条約締結45周年、長野県河北省友好県省40周年を記念し、河北省などから卓球選手団を招いての2023長野県日中友好都市中学生卓球交流大会が8月20日に、長野市南長野運動公園体育館で行われました。 日中の友好都市が合同チームを結成し、他都市チームと団体戦を行うという方式で、5年ぶりの開催となりました。

チームは、日中双方の都市の中学生の選手と役員によって構成され、選手は中国選手男女各1名、日本選手男女各1名の4名。「長野県・河北省A」「同B」「長野市・石家荘市」「松本市・廊坊市」「上田市・寧波市」「飯山市・深圳市福田区」の5友好都市から6チームが参加しました。

試合当日早朝から会場の体育館では県卓球連盟から委任された長野市卓球協会のメンバーが会場設定に当たりました。8時30分には選手団が勢ぞろい。3コートに2台ずつ卓球台が並べられ、対戦チームごとに陣取って練習開始。2階の観覧席には、家族や友人、卓球協会、日中友好協会関係者らも応援に駆け付けました。

小原秀元県卓球連盟理事長によると、団体戦は中国選手と日本選手が対戦する4シングルスと、日中の男女で構成される混合ダブルスの5試合。ダブルスの試合前にローテーションを決めたり、サービスのサインを決めたり、打つコースを決めたりなど、数多くの対話が必要です。言葉は通じなくても、卓球ルールは両国共通です。午前中9時から午後4時20分まで昼食を挟んで、予定の時間を大幅に超過しての熱戦が繰り広げられました。その結果、松本市・廊坊市と長野県・河北省A,同Bが4勝1敗で並ぶという大接戦でした。最終的に松本市・廊坊市が競り勝ち優勝杯を手にしました。優秀な選手団を派遣してくれた廊坊市、河北省はじめ中国側に感謝したいと思います。

大会に先立ち、中国の選手は、長野・松本・上田・飯山の各友好都市を訪問し、地元の中学生と交流試合など行い、友好都市間の友好を深めました。19日には、全チームのメンバーが長野市の犀北館ホテルに集合。監督会議で、試合の組み合わせ抽選会が行われ、その後開会式が行われました。武井冨美男県卓球連盟副会長は「卓球王国中国から選手団を迎えて、中学生卓球交流大会が開催できることに感謝したい。日ごろの練習成果と友好都市同士の合同の力を発揮して『友好第一、試合第二』の精神で頑張ってもらいたい」と激励。沼津由憲県スポーツ課長が歓迎のあいさつを述べ、選手の皆さんの活躍に期待しました。中国側選手団を代表して劉昆河北省選手団団長は「長野県との友好40周年にあたり、長野県を訪問でき光栄。卓球を通じて青少年の友好交流を深めたい。互いに学び向上したい」と述べました。

続いて、70余名が出席して歓迎祝賀会が行われました。西堀正司県日中友好協会副会長は「卓球交流大会を開催できることは素晴らしいこと。青少年の友好交流を通じて、相互理解を深めていただきたい」と述べ、稲玉稔県国際交流課長は阿部知事が先ごろ北京、河北省を友好訪問し、交流を深めてきたことを紹介し、中国選手団一行を熱烈に歓迎し活躍に期待しました。歓迎会の雰囲気は大変和やかで、各チームの選手はすっかり打ち解けた様子でした。

(副会長 布施正幸)

熱戦を展開する長野県・河北省チームと松本市・廊坊市チーム

「日中友好留学生交流会」を開催
年代を超えての友好の輪広がる!

・福岡県 福岡市日中友好協会

「2023年度日中友好留学生交流会」(共催:福岡市日中友好協会・中国留学生学友会・福岡市教職員組合)が、9月10日(日)に、今回も福岡市教育会館で開催され、中国留学生学友会7人をはじめ福岡市日中友好協会員、福岡市教職員組合・青年部など約30人が参加しました。冒頭、落石俊則会長が「日中両国は厳しい関係ですが、民間は次第に人と人との交流が進んでいます。パンフ表紙の『金印』に見られるように、福岡は古くから中国との交流の歴史があります。今日の交流会が思い出に残る楽しい会にしましょう」と挨拶しました。

森山沾一・福岡県日中友好協会会長は「昨年からこの会が再開されて喜んでいます。福岡県日中7地区協会の中で、福岡市日中が活発に活動していることに感謝しています。11月には第6回九州訪中団で訪問する予定です。会場のこの地は、全国日中友好協会初代会長の松本治一郎氏の生誕の地でもあり、今年も日中友好留学生交流会が開催されることは大変有意義なこと」と来賓挨拶。続いて、中国学友会の劉元昌会長と市教組知念秀樹青年部代表が、それぞれの組織の紹介と今日の交流会の期待をこめて挨拶をしました。また、特別ゲストとして去る6月、東京で行われた国際的な「第16回漢語橋中国語コンテスト日本大会」(中国教育部主催)で、第1位に輝いて世界大会に推薦された福岡高校2年の赤崎愛さんが登壇し、今日の交流会への招待のお礼と、10月の中国での世界大会の決意などを述べ、大きな激励の拍手が送られました。

その後、山口裕之・市日中副会長の進行で交流会が始まり、①「紙相撲」によるアイスブレーキング(出会いを作るゲーム)、②グループ意見交流(◇日本人との付き合い方やマナー、◇日本での生活で困っている事など)を行いました。

紙相撲に興じる参加者たち

次に、出しものとして中国学友会が合唱を披露し、市教組青年部は、知念代表が三線の演奏と歌を披露しました。

合唱を披露する中国人留学生など

また、お互いの国の違い、共通点などが分かって興味深かったなどの感想発表が行われました。最後に、福岡市日中の大賀和男理事長が、本日の交流会の意義と11月の訪中団について、自分の経験を語りつつ、若い人の積極的な参加を呼びかけて閉会の挨拶をし、落石会長が参加者代表に記念品を贈った後、全員で記念写真を撮って、再会を期して楽しい交流会を終了しました。

このように、福岡で学ぶ中国留学生や青年部の教職員、OBGが集い、様々な文化交流とともに、小グループによる「日本で学び・くらし・働く上でのノウハウや知恵」について意見交流を行いましたが、留学生の学びとともに、異文化の理解やそれぞれの違いを豊かにしていく生き方を再確認した参加者の笑顔が素敵でした。

(事務局長 中村元氣)

交流会に参加した留学生、福岡市教組青年部、福岡市日中友好協会役員ら