各地の日中交流ニュース

2023年6月1日号 /

日中友好パーティー 3年4カ月ぶりに

・北海道日中友好協会

北海道日中友好協会は5月20日、各界の100人余りを集めて「日中友好 懇親パーティー」を札幌市内のホテルで開いた。パーティーは例年、春節に合わせて開いていたが、コロナ禍で中止を余儀なくされたため、3年4カ月ぶりの開催となった。札幌日中友好協会との共催。

青木雅典北海道日中会長は冒頭のあいさつで、「今年は第5回友好訪中団を4年ぶりに派遣する、中国から北海道を訪れる観光客に大いに期待する」などと述べたうえで、「互いをよく知ることが、信頼醸成につながる」と、日中交流の大切さを訴えた。

中国駐札幌総領事館の夏少傑代理総領事は、道日中の活動に対し「昨年、札幌で初めて開いたチャイナフェスティバルへの協力や留学生支援に心から感謝する」と強調した。

浦本元人北海道副知事、町田隆敏札幌市副市長が来賓あいさつをし、会場には国会議員や多くの地方議員も詰めかけ歓談した。

旭川、釧路、小樽、岩見沢などの地域協会員も壇上に上がり、「コロナ明け」後の活動について、意気込みを語った。

(理事長 佐々木政文)

パーティーで夏代理総領事(中央)と共に記念撮影。青木道日中会長(左2)、浦本道副知事(左3)、町田副市長(右端)ら

最高の気分! 自然を感じるいちご狩り

・千葉県日中友好協会

4月9日、千葉県日中友好協会のいちご狩りに参加しました。

千葉大学中国留学生学友会30名、城西国際大学中国留学生5名、日中友好協会会員・家族25名、技能実習生19名と、たくさんの人が参加しました。

いちご狩りはとても楽しい活動で、良い思い出をつくることができました。

新鮮ないちごを味わうだけでなく、いちごを狩る際に指で優しく触れると、柔らかくてねっとりとしたいちごの感触を味わうこともできて、最高の気分でした。

また、自然の美しさを感じ、新しい友人を作ることができました。その後、バーベキューでおいしい食べ物も楽しむことができました。とても興味深い活動でした。

私はこの活動が楽しかったので、今後もこのような自然体験活動に参加したいと思います。

(城西国際大学 学友会会長 茅 晨翔)

 

千葉大、城西国際大の留学生とともに記念撮影する千葉県日中友好協会会員

いちご狩り。とれたてのいちごと共に

バーベキュー。留学生がシェフに挑戦!

第30回親善ゴルフ大会に76人

・千葉県 佐倉市日中友好協会

新緑の4月14日(金)、晴天に恵まれ最高のゴルフ日和でした。第30回佐倉市日中友好協会親善オープンゴルフ大会が芝山ゴルフ倶楽部で盛大に開催されました。

開催にあたり長谷川稔会長から「日頃、佐倉日中の活動についてご理解とご協力をいただきありがとうございます。本年は日中平和友好条約締結45周年の節目の年となり、佐倉日中は今後とも親善交流と草の根交流を継続したい。本日のプレーも楽しんでほしい」と挨拶がありました。その後、アウト10組、イン11組に分かれ、初参加者を含め会員・会友76名がプレーを楽しみました。

小さなボールは思いのほか思い通りに飛ばず苦労があったようです。日頃忙しい皆様ですが、大会通じて中国の会員さんが中国の友人を連れてくるなど参加者が増えており、良き交流が出来ています。終了後、密を避けるため表彰式は止め、組ごとに個々に賞品を渡しコーヒー、ケーキを味わっていただき解散となりました。今回は優勝が佐藤博さん、準優勝が豊田絹子さんでした。おめでとうございました。

(会長 長谷川 稔)

 

中国文化センター杯卓球友誼大会で初優勝!!!

・東京都日中友好協会

4月29日、東京・虎ノ門の中国文化センターで中日平和友好条約締結45周年記念文化・平和・友好―中国文化センター杯卓球友誼大会 (主催:中国文化センター、日本華人書法家協会、参加チーム:中国駐日本国大使館、中国文化センター、全日本華人書法家協会、華人文聯・日中象棋協会、華人文聯・日本紹興同郷会、在日華人撮影交流協会、日中青年文化芸術交流会、日本華人女性書法家協会、中国文化センター受講生、公明党ラビット、都日中)が開催された。

都日中チームは予選1位通過、準々決勝の中国駐日本国大使館チームに勝利(3対2)、準決勝の中国文化センターチームに勝利(3対2)し、順当に決勝に進出。決勝では優勝候補であった華人文聯・日中象棋協会チームに3対2で勝利し、昨年から開催されている同センター主催の卓球友誼大会で見事、初優勝を飾った。

今回の優勝は選手の活躍も勿論だが、地区協会、直属委員会の垣根を超えて都日中一丸となって得られた勝利並びに優勝であった。多忙の中、チームをとりまとめた渋谷区日中友好協会、実力ある選手を招聘した青年委員会の各担当者には、改めて感謝の意を表したい。

都日中では、各地区協会・各委員会の連携を促進し様々な活動の企画・立案・運営していく所存である。

(文化交流委員会 小櫃 基)

(左から)新美舞子選手、筆者、全日本華人書法家協会秘書長・呉敏中氏、保田博那選手、森茂晃選手

第18回桜二胡音楽会2023

・愛知県日中友好協会

桜舞う4月2日、日中平和友好条約締結と名古屋・南京友好交流45周年記念「第18回桜二胡音楽会2023」(主催/チャン・ビン二胡演奏団、後援/当協会ほか)が名古屋市公会堂で開催された。南京民族楽団がVTR出演し、張濱氏、葉衛陽氏や梁天任氏のプロの演奏家に加えて、小学校で二胡を習った子供たちや各地から集まった二胡愛好者らも演奏を披露した。また、尺八や琴の演奏もあり、来場者は日本と中国の伝統楽器の競演を楽しんだ。

愛知万博で結成されたチャン・ビン二胡演奏団は今年で18年目。回を重ねて愛好者らのレベルも少しずつ上がってきているように感じた。日本と中国の友好も更に成熟した音色を奏でられるように日々を重ねていけたら…と願う。

公演終了後の張濱氏のコメント
「今年の桜二胡音楽会は多くの子供や学生が参加してくれました。先輩たちが築いてきた日中両国の平和と友好の絆を、二胡で若い世代に伝えていけることをとても幸せに思います。皆さんに感謝します」

(事務局長 林 智子)

大合奏。前列中央が張濱氏

小学生の演奏

嵐山千光寺で周恩来祭

・京都府日中友好協会

日中平和友好条約四十五周年を機に周恩来元総理の平和思想を顕彰する慰霊祭が、四月五日の清明節、嵐山千光寺境内の「雨後嵐山の碑」前で開催された。

慰霊祭には薛剣駐大阪総領事、門川大作京都市長をはじめ約七十人が参加。王敏・法政大学名誉教授の司会の下、福田康夫元首相のメッセージを五百旗頭真・兵庫県立大学前理事長が代読、周元総理の縁戚に当たる周秉和氏・沈清氏からは「周総理の平和友好の思いをいつまでも大切に、これからも青少年の友好交流を強化していきたい」との挨拶があった。

遥かに比叡山を望む絶景の地で周元総理が終生愛した満開の桜の下、改めて日中の平和友好への誓いを確認し合う春爛漫の一日となった。

(会員 四宮陽一)

(左から)王敏・法政大名誉教授、千光寺の大林道忠住職、周秉和氏、沈清氏、薛剣総領事

門川大作京都市長

奈良県日中・大阪府日中合同で
唐招提寺の瓊花を愛でる会

・奈良県日中友好協会

去る4月27日(木)午後1時より、奈良県・大阪府の両日中友好協会合同で「瓊花(ケイカ)を愛でる会」を初めて開催しました。奈良県日中でイベントを企画していたところ、大阪府日中友好協会からもお声がけを頂き、双方の交流会の意味合いも兼ねて開催しました。中国駐大阪総領事館の方煒副総領事以下4名をお迎えし、奈良20名、大阪18名、合計42名が参加、唐招提寺講堂にて本尊弥勒菩薩坐像の傍らで石田太一執事長からご講話を頂き、それぞれが鑑真和上の穏やかな晩年に想いを馳せていました。

その後、唐招提寺境内御廟(鑑真和上のお墓)で読経の後、御影堂に移動、甘い香りが漂う瓊花を堪能しました。前日の雨からうって変わっての晴天、絶好の「瓊花日和」となりました。

御影堂と瓊花

※瓊花 鑑真和上の故郷である中国江蘇省揚州から贈られた花で、ガクアジサイに似た上品な白い花を咲かせ、ほのかに甘い香りがする。鑑真和上没後1200年の1963年に最初の一株が唐招提寺に贈られた。唐招提寺御影堂(みえいどう)供華(くげ)園で育てられている。毎年5月連休中が見頃だが、今年は開花が早めだそう。

写真撮影のあと、場所を唐招提寺近所のおそば屋さんに移し、奈良・大阪日中友好協会の交流懇親会を実施、和気あいあいとお互いに近況を語り合い、時間のたつのも忘れてしまうほどでした。

日中平和友好条約締結45周年、様々なイベントが催されると思いますが、今回の「瓊花を愛でる会」は、鑑真和上という繋がり、ご縁を背景に「平和」にふさわしい、まさに格好の日中友好イベントであったと感じました。

(事務局 塩崎義郎)

煒副総領事(左3)、石田執事長(右5)とともに、瓊花を背に