
大連外国語大学4年
朱恒宇さん
2003年8月、中国広西チワン族自治区桂平市生まれ。大連外国語大学4年生。第21回中国人の日本語作文コンクールで最優秀賞(日本大使賞)を受賞。趣味は日本のアニメで、特に「クレヨンしんちゃん」が大好き。
コンクールへの応募動機
私が「中国人の日本語作文コンクール」を知ったのは、川内先生のご紹介がきっかけでした。今回で2回目の応募となります。
もともと文章を書くことが好きで、日本語能力を高める機会を積極的に探していた私にとって、このコンクールは大きな挑戦であり、貴重なチャンスだと感じました。
中国各地から多くの優秀な学生が集まるこのコンクールに参加できること自体が、とても貴重で幸せな経験です。前回の参加で得た学びを生かし、今回はより自分の言葉で思いを伝えたいという気持ちで応募しました。
受賞の感想
受賞の知らせを聞いたときは、本当に驚きました。まさか自分がこのような賞をいただけるとは思っておらず、夢のような気持ちでした。
多くの優秀な学生が参加する中での受賞だったため、今でも信じられない思いです。
それ以上に嬉しかったのは、私が作文で伝えたかった「言葉の壁を越えて心を通わせることの大切さ」が、審査員の先生方に届いたことです。
この賞は私一人の力ではなく、いつも熱心にご指導くださった先生方や、励まし合ってきた友人たちのおかげだと感じています。
受賞作品の紹介
私の作文は、日本人留学生の桜子さんと私が、「VTuber」や「弾幕コメント」をきっかけに出会い、日中両国のネット文化やファン用語の翻訳を通して交流を深めていく物語です。
私たちは「弾幕翻訳辞典」を作り始め、言葉の違いに悩みながらも、お互いの文化を理解しようと努力しました。
翻訳で最も難しかったのは、言葉そのものよりも、その背景にある「気持ち」を伝えることでした。
たとえ完璧な翻訳がなくても、相手を理解したいという気持ちがあれば、心は通じ合うことができます。この経験を通して私は、言葉の違いを「壁」ではなく「窓」として捉えることの大切さを学びました。
将来の抱負
今回の受賞を通して、日中交流の架け橋になりたいという思いが、より一層強くなりました。
まずは日本への留学を目標に、これからも日本語の勉強を続けていきたいと考えています。大学で学んできたことをさらに深め、日本での生活を通して言葉や文化を実際に体験したいと思っています。
将来は、日中貿易や文化交流に関わる仕事に携わり、民間レベルでの相互理解を深めるお手伝いができればと考えています。
一人の力は小さくても、多くの小さな橋が集まれば、やがて大きな架け橋になります。その信念を胸に、これからも努力を続けていきたいと思います。




