大家好、麻雀NANAだよ! 6月と言えば梅雨の季節だけど、中国では、大学受験や卒業といった大イベントがあり、学生にとっては挑戦と別れの季節。2025年の大学卒業生は昨年から43万人増えて1200万人あまり。今日は、卒業シーズンを迎えたこれらの卒業生たちが行う一連の消費活動と「卒業経済」について紹介するね!

まずは、卒業旅行。ある調査によると44%の大学生が卒業旅行に使う費用は3000元~5000元、11%の大学生は1万元を超えるんだって。社会人になる大学生にとって、卒業旅行は単純な遠出ではなく、一種の「儀式」であり、感情の解放。観光地では、卒業生向けのチケット優遇政策を、旅行社は大学入試や卒業生向けの卒業旅行プランを次々と打ち出しているよ。最近はレンタカーでの旅行も人気みたい。
次に、中古品市場。あるアンケート調査によると、72.04%の大学生が不用品を持っていて、80.84%が不用品の売却を希望、52.44%の大学生が中古品を購入した経験あり。卒業生たちは校内フリーマーケットで教科書や生活品などの不用品を在学生に格安で販売したり、WeChatやQQのグループチャット、閑魚などの中古取引プラットフォームで不用品を売ったりして、卒業パーティや旅行費用の足しにするんだって。
そして、〝国風〟の卒業写真。学校がアレンジした集合写真撮影に参加するほか、同級生と漢服をレンタルし、外国人写真家を予約して、学校を離れる前にキャンパス写真を撮る卒業生が増えているよ。近年では、新中国式シャツや伝統スカートの「馬面裙」、伝統的な襟飾りの「雲肩」、かんざし学士帽などが大人気とのこと。ネット上で髪飾りや真珠などの材料を購入し、自分だけの中国式学士帽を手作りするこだわり派も。
また、卒業記念品も多様化していて、文房具やモバイルバッテリー、魔法瓶など実用性が高いものをカスタマイズしてクラス限定記念品としたり、電子版卒業アルバムや動画作成サービスも人気だよ。
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卒業式は新たな可能性の始まり。実は私、麻雀NANAも今回でこのコラムを卒業することになりました! 今までご愛読、どうもありがとう。皆さんとまたどこかでお会いできることを楽しみにしています。じゃあ、再見!
北海道出身、北京在住。清華大学MBA修了