今どきのアクティビティ

2022年12月1日号 /

大家好、麻雀スズメのNANAだよ! 今年も残すところあと一ケ月。クリスマスや年末の雰囲気を楽しみながら、ショッピングセンターや百貨店をブラブラするの、楽しいよね。

今日は、オフラインにエンターテインメント体験を重視するZ世代を対象にした人気アクティビティを紹介するよ。


一つ目は、フリスビー。その市場規模は年々増加し、2022年で1993億元が予測されているよ。北京のあるショッピングセンターでは、フリスビーイベントが催され、2時間のコース体験を通して、遊び方のレクチャーから、対戦、独自のフリスビーがデザインできるアート体験、美味しい食事などが提供されました。未経験者でも気軽に遊べる敷居の低さ、アウトドアとアートを融合させた空間と参加者同士の交流が人気を呼んだようです。

次に、洗練キャンプ+α。某旅行社のデータによると、北京、長江デルタ、珠江デルタ都市周辺の人気キャンプ場は今年の国慶節休暇に向けて予約が殺到し、一部は休暇の1週間前にチケットが完売したほど。

ショッピングセンターにおける洗練キャンプ需要は増え続け、多彩な「業界の枠を越えたキャンプ」が誕生しています。例えば、キャンプと天然コーヒーやおしゃれなお酒をセットにした「キャンプ+飲食」、キャンプ+グッズ販売、キャンプ+野外映画鑑賞、ペットフレンドリーな空間を提供するキャンプ+ペット、キャンプ+スポーツ等など。SNS映えする写真や動画が撮れたり、共通の趣味を持つ参加者同士の交流の場になったりと、若者の全面的な精神的需要を満たす空間として注目されています。

三つめは、陸上サーフィン。あるデータによると、6月以来、陸上サーフィンの検索数は年初より12倍上昇し、トレーニングコースのオンライン受注量は19倍に急増しました。

上海のBFC外灘金融センターは陸上サーフィンのクラブイベントを主催し、KOLや専門家を招いてイベントやセンターの宣伝効果を狙うと共に、体験学習や競技、交流会、抽選会、周辺グッズプレゼントなど消費者を楽しませる多様な体験型サービスを提供しました。


コロナ禍が常態化するにつれて、これまで見落とされていたショッピングセンターの屋上や、屋上、広場、デッキなどの空間が再評価され、キャンプ、フリスビー、陸上サーフィンなどの新しいアクティビティと合わせることによって一転。異業種連携を促進し、企業と消費者を連動させる新しいビジネス、社交と消費体験の場になっています。

それでは、次回をお楽しみに!

文◎新出歌名子(北海道出身、北京在住。清華大学MBA在学中)

楽しいアクティビティで心も体もぽっかぽか