滋賀県日中友好協会 再設立なる!

2025年5月1日号 /

滋賀県日中友好協会が再び設立され、3月16日に滋賀県草津市で再設立総会が開催された。総会には、駐大阪総領事館の薛剣総領事、滋賀県の三日月大造知事、関西の府県協会の代表者や当協会役員など、滋賀県内外の各界から約60名が出席し、再出発を祝った。日本最大の湖・琵琶湖と、中国で2番目に大きい湖で琵琶湖の約4倍の広さがある洞庭湖を縁として、滋賀県は湖南省と1983年に友好提携を締結し、交流を続けている。新生・滋賀県日中友好協会は、湖のように豊かな日中友好の絆を末永く育むため、本格的に活動を再開する。

さる3月16日、草津市のホテルで、滋賀県日本中国友好協会再設立総会が開催されました。

滋賀県日中友好協会は、1996年(平成8年)8月、西田八郎氏(元衆議院議員)を理事長に発足しました。

その後、中国語講座の開設、訪中団を9回にわたって結成するなど、友好交流を進めました。2001年(平成13年)には、個人会員105人、法人会員32団体、労働組合19組織、賛助団体13市町へと拡大しました。

1983年(昭和58年)滋賀県は、琵琶湖と洞庭湖という湖の縁により、湖南省と友好提携を結び、以来5年ごとに記念式典を開催し交流を展開してきました。滋賀県日中友好協会もその交流事業に参加してきました。

しかし、2019年度(令和元年度)以降コロナ禍の影響を受け、活動の停滞と会員の高齢化、個人会員の大幅な減少等の要因により、活動が休会状態に追い込まれました。

2023年(令和5年)大津市日中友好協会が設立された事が契機となって、滋賀県日中友好協会の再立上げの気運が高まり、前滋賀県日中友好協会、大津市日中友好協会、彦根市日中友好協会の有志が再設立の準備を進めてきました。そしてこの度、再設立総会の日を迎えるに至りました。

薛総領事(最前列右から4人目)、三日月知事(同3人目)を囲んでの記念撮影
最前列左から4人目は小寺会長

当日は、中国駐大阪総領事館の薛剣総領事、公益社団法人日本中国友好協会揚原安麿理事長、三日月大造滋賀県知事、大阪府・京都府・奈良県・和歌山県各日中友好協会会長・副会長を来賓にお迎えいたしました。

会議では、会則及び2025年度事業計画・予算・役員体制の承認を得て、滋賀県日本中国友好協会設立の運びとなりました。

会長には、小寺裕雄衆議院議員、顧問には川端達夫元衆議院副議長、宇野治元外務大臣政務官に就任いただきました。

レセプションで揮毫した書を披露する滋賀県書道協会の神田会長(右)

レセプションでは、舞台で滋賀県書道協会神田浩山会長による「滋賀県日中友好協会」の揮毫と、琵琶奏者の葉衛陽さんと二胡奏者の安岡由紀子さんによる日中協演もありました。今後は中国に思いを持つ者が集まり、中国との民間交流を促進するステーションの一つとして日中友好に努めてまいる所存です。

(滋賀県日中友好協会副会長 安居勉)