2025年11月1日、「青年リーダー研修訪中団」のフォローアップ研修会を開催しました。
本研修会では、訪中後の活動報告や、今後の交流のあり方について、参加メンバー同士で意見交換を行いました。
開会・ご挨拶
はじめに、揚原安麿団長より本事業の趣旨について改めて説明がありました。

続いて、康焼雷参事官よりご挨拶をいただき、本訪中団への今後の活躍への期待が述べられました。

グループディスカッションと活動報告
グループ別のディスカッションに続き、参加メンバーより訪中後の取り組みや今後の展望について発表が行われました。
主な発表内容
● 板谷恒希
帰国後に取り組んだ具体的な活動について紹介があり、「経験を一つひとつ丁寧に積み重ねていくことが、地域や組織に貢献する力につながる」と語りました。

● 松井大輝
訪中をきっかけに活動の幅が広がり、中国留学への意欲が大きく高まったことを報告。また、中国語学習を新たにスタートしたことを共有しました。

● 第1グループリーダー 伊藤洋平
団全体としての経験を踏まえ、協会が目指すべき方向性について整理された視点から発表があり、組織としての今後の展望が示されました。

● 山 真以
訪中後、中国に関する報道や情報への関心が高まり、実際の中国を自分の目で見続けることの大切さを再認識したと発表。年内に再訪中を決めていることも共有されました。

● 第3グループリーダー 尾崎靖司
1万人規模の交流実現を視野に、高知県教育庁と協議の場を設けるなど、具体的なプロジェクトが進行していることが報告されました。

● 石塚諒平
訪中で得た気づきをもとに、協会の新たな活動イメージとして「オリジナルキャラクター制作」の提案があり、広報・認知拡大の可能性が示されました。

● 第4グループリーダー 永野 剛
プライベートの活動と協会運営を両立しながら取り組んでいる事例が紹介され、個々のライフスタイルに合わせた関わり方のモデルとなる発表でした。

● 大久保 励
様々な交流活動への参加に加え、ビジネスとして実施可能な事業領域を模索していることが報告され、新しい協働の形が展望されました。

● 第2グループリーダー 鎌田 長明
AI技術の進展によって言語の壁が低くなっている現状に触れ、今後の国際交流において「継続性」と「自発性」がより重要になるという提言がありました。

全体ディスカッション
全体の意見交換では、以下のような議題・意見が共有されました。
- 今後のリーダー研修訪中団のあり方
- 市民レベルでの生活状況の体験機会
- 日中友好の基盤は民間にあり、未来は青年にある」という本事業の実施趣旨
- 既存メディアでは伝わりにくい「実際の中国」を自分の目で見る意義
- 中国に行ったことのない若者を対象とした訪中機会の提供の必要性
閉会の辞
最後に、宋啓恒アタッシェより、参加メンバーが訪中後も主体的に活動を続けている点への評価と、今後のさらなる交流への期待が述べられました。

本フォローアップ研修会は、訪中で得た学びを「一度の経験」に終わらせず、継続した交流と行動へつなげていくための重要な機会となりました。
今後も、青年世代からの日中間の民間交流の輪を広げてまいります。





