第18回漢語橋世界中高生中国語コンテスト日本大会実施報告

第18回漢語橋世界中高生中国語コンテスト日本大会を2024年6月14日(土)、東京都中央区の浜離宮朝日小ホールで実施しました。

本大会は中国駐日本国大使館が主催する国際的なコンテストで、中国語を学んでいる中学生・高校生(14~18歳)に発表の場を提供し、中国語学習のモチベーションを向上させ、中国語や中国文化の理解を深めることを目的としています。

また、本大会優勝者は、中国で開催される世界大会の出場者として推薦されます。

 

メインテーマ「追梦中文,不负韶华」(Fly high with Chinese)のもと、予選を勝ち抜いた中高生10人が、①中国語スピーチ、②中国に関する知識問題、③中国文化芸能披露の3種目で競い合いました。

司会は、第16回漢語橋中高生中国語コンテスト日本大会で優勝した、赤崎愛さんが務めました。

司会を行う赤崎さん

 

第18回タイトル

 

開催に先立ち、主催団体を代表して中国大使館特命全権大使の呉江浩大使にご挨拶いただき、続いて、実施団体を代表して当協会の宇都宮徳一郎会長が挨拶を行いました。

中国大使館特命全権大使 呉江浩大使による挨拶

 

日中友好協会 宇都宮徳一郎会長による挨拶

 

また、審査委員長の続三義先生(東洋大学元教授)が大会の審査基準を説明しました。

審査委員長の続三義先生による、審査基準説明

 


1.スピーチ部門

スピーチ部門では、暗誦による中国語スピーチ(5分以内)を行います。出場者はそれぞれ、中国との出会いや、友人との関わりあいなど、自分自身の思いや考えを堂々と表現しました。

福井県立敦賀気比高校3年 荒木 真弥さん

前橋市立第三中学校2年 飯野 紗英さん

小林学園本庄東高校3年 入倉 結月さん

国際基督教大学高校2年 上田 ゆうなさん

岡崎市立福岡中学校3年 海老名 心那さん

岡山市立岡山後楽館高校3年 岡﨑 蒼依さん

開智日本橋学園中学校3年 唐澤 賀菜さん

興國高校3年 西野 早矢太さん

福井県立敦賀気比高校3年 浜上 恭羽さん

神奈川県立横浜国際高校2年 星名 優美さん

 

それぞれのスピーチ終了後、審査員の胡興智先生と曹泰和先生がスピーチの内容について中国語で質問をしました。出場者は、緊張しながらも、一生懸命質問を聞いて、中国語で答えました。

胡興智先生

曹泰和先生

2.中国知識問題部門

中国知識問題部門では、中国の文化や歴史、現代社会など、中国に関する知識を問う様々な問題が出されます。出場者はA,B,Cの3つの札を持ち、選択肢の中から正解と思うものを選んで答えました。

3.中国文化芸能部門

中国文化芸能部門では、それぞれの個性が光るパフォーマンスを披露しました。

荒木さん 中国武術

飯野さん 中国ゴマ

入倉さん 楽器演奏

上田さん 中国武術

海老名さん 中国傘舞

岡﨑さん 楽器演奏

唐澤さん 中国工芸

西野さん 中国歌曲

浜上さん 中国歌曲

星名さん 中国歌曲

 

それぞれのパフォーマンス後には、審査員の森山美紀子先生と下地早智子先生がパフォーマンスに関して質問をしました。

森山美紀子先生

下地早智子先生


講 演

出場者による全てのプログラムが終了した後、第17回大会で優勝し、中国で開催される世界大会に出場した中西凰華さんによる講演が行われました。

世界大会で培った経験、思い出などを活き活きと話しました。

 

対談

中西さんの講演終了後、日中友好協会全国青年委員会の小田玲実委員長を司会として漢語橋経験者による対談が行われました。

第16回大会優勝者の赤崎愛さん、漢語橋出場の経験から東京外国語大学の推薦枠を獲得し、受験合格をした片桐菜々美さん、第17回大会優勝者の中西凰華さん、あわせて3名の漢語橋出場経験者が、漢語橋で得た経験などについて自分自身の言葉で話しました。

 


《審査結果》

■優秀賞

荒木 真弥さん(福井県立敦賀気比高校3年)
飯野 紗英さん(前橋市立第三中学校2年)
唐澤 賀菜さん(開智日本橋学園中学校3年)
浜上 恭羽さん(福井県立敦賀気比高校3年)

■第3位

入倉 結月さん(小林学園本庄東高校3年)
海老名心那さん(岡崎市立福岡中学校3年)
星名 優美さん(神奈川県立横浜国際高校2年)

■第2位

岡﨑 蒼依さん(岡山市立岡山後楽館高校3年)
西野早矢太さん(興國高校3年)

■第1位

上田ゆうなさん(国際基督教大学高校2年)

杜公使参事官から賞状を受け取る上田さん

上田さん(パフォーマンス時の質疑応答にて)

第1位の上田ゆうなさんは、中国で開催される漢語橋世界大会に日本代表として出場します。

 

講評

大会の終わりに、下地先生より講評をいただきました。審査にあたって重視した点などを明確にお話し頂きました。

講評を行う下地先生

 

こうして、第18回漢語橋世界中高生中国語コンテスト日本大会は皆様のご協力のもと、無事終了しました。

 

*漢語橋世界中高生中国語コンテスト日本大会につきましては、こちらをご覧ください。