10月に入り、学校での生活も安定してきました。今月は、9月に続き事務手続きの流れについて報告し、加えて大学での学校生活の様子をご紹介したいと思います。
1.事務的な報告
居留許可証と銀行口座開設
「居留許可証について」
杭州市の場合、大都市で外国人が多いこともあって公安の手続きもかなりシステマティックで効率的に進みます。申請は待ち時間込み1時間半、許可受け取りは5分以下で済みました。居留許可申請時はアプリで事前予約とのことですが、受け取り時は特に予約はいらないようです。支払いはアリペイで400元と指示されていました。
おすすめは、受付開始5分前に公安局に到着することです。早く行って待っていても、よほど門に張り付いてでもいない限り、開門時間に人がなだれ込み、割り込まれるので適当に開門時間に行ってしれっと入場するのが一番無駄がないでしょう。9時受付の5分前には開門していました。朝いちの方が空いています。
「銀行口座開設について」
浙江大学の奨学金生指定銀行は中国銀行です。
必要書類がそろっていれば1時間半くらいで簡易解説を受け付けてもらえます。必要書類はパスポート(ビザ、出入国印、居留許可証がついているもの)、学生証、寮やアパートの契約書でした。
公安局の近くの大きい銀行支店は多くの留学生が集中するので口座開設予約をするにも2週間待ちなどはざらです。郊外の支店に行きましょう。外国人の口座開設手続きに慣れていない様子でしたが、親切に対応してくれました。
中国の銀行口座と銀聯カードがあれば、国際手数料がかからないのでお得です(私はアリペイに日本のクレジットカードを紐づけていました)。
「奨学金の受け取りについて」
銀行口座を開設したら、口座情報を学生課に提出します。
9,10,11月の3か月分の生活費及び入学手続き時に購入した保険料(留学生800方案)が10月末に一括で中国銀行の口座に振り込まれます。また、政府奨学金留学生は1回のみHSKの受験料を還付してもらえるようです。生活費の支給に加え大学の学費と基本保険料も免除されています。本当にありがたいことだと思います。
「※保険について」
平安保険会社の「留学生800方案」が奨学金支援に付帯していますが、この保険のカバー内容は心もとないため、結局日本でそこそこ高額の海外保険を購入することになりました。
2.授業編
浙江大学の語学課程は中国語の習熟度に合わせて1班から7班に分けられており、数字が上がるほどレベルが上がります。私はHSK6級を持っていたので、6班に配属されました。
授業は週5日あり、月曜から木曜までは1コマ1時間30分が2コマ、金曜日は1コマあります。科目は「读写(読解と作文)」、「阅读(読解)」「口语(会話)」の3種類です。

读写の授業の様子。ロシア人が多めです。6級では皆中国語で会話しています。
「读写」では中国語の通知などやや公的な文章の構文や語彙を学び、学生が自分で作文したり口頭で発表したりすることに重きが置かれています。ミニテストが9月末にありましたが思っていたより難しかったので期末試験はよく対策しようと思います。「病句(文章の間違いを探す)」問題が苦手で、HSKでもここで点を落としていたので、語順や構文の内容を復習したいと思いました。
「阅读」では文章の中の語彙の言いかえや新しい表現の獲得が主な内容です。私はHSKを200点でパスしたので、新しい語彙が結構ありその都度覚えています。6級の単語をみっちり覚えている人には簡単だと思います。


阅读の授業の様子。意外と国籍に関わらず、皆発音や文法を気にして発言を恥ずかしがっています。しかし1か月が経過して少しずつ打ち解けてきました。
「口语」は会話練習の課で、毎回2,3の表現を使って、ひたすらそれを使う実習です。会話が一番難しいと感じているのでよい練習になるのと、グループワークでクラスメイトと話をするのが楽しいという理由で、口語課が一番好きです。

中秋節で大学から支給された月餅
教科書代はそれほど高額ではありません。3つの課程で3冊、3000円くらいで済みました。
授業を受けて意外だったのは、先生の話を聞き取るのが想定していたより簡単だということです。非常にきれいな標準的発音で比較的ゆっくり話してくださるためかなりわかりやすいのです。ところが、中国人と会話してみると全然聞き取れません。
日常の表現や発音に慣れるため、中国語ドラマなどで補習する必要性を感じました。
3.大学編
浙江大学は中国でも5本の指に入る名門校であり、かつ中国でもっともキャンパスの大きな大学です。大学の設備は極めて充実しており、語学留学生も学校資源の恩恵を享受することができます。
語学留学生であっても、校内Wi-Fiに接続するだけでCIKI(知网)に接続でき、無料で論文の閲覧及びダウンロードができます。本当にありがたいです。
現在はその余裕がないので参加できていませんが、サークルや学生活動も活発で、やろうと思えば学位課程の聴講もできると思います。

国慶節時の大学正門
語学留学生は基本的に玉泉キャンパスに滞在しますが、食堂が少なくとも4つはあり、それぞれが品数豊富で味も非常においしいです。家庭的な味付けで、毎日食べても飽きません。
面白いのは、オープン時間が朝食6:30-9:30,昼食11:30-13:30,夕食16/17:30-19:00で、非常に健康的な時間の食事になるということです。日本ではこんなに規則的に食事を摂っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
中国料理は脂っこいと聞くことがあります。確かに炒め物は油がしっかり入っているし、辛い味付けの料理は大体唐辛子と油がセットです。しかし食堂には蒸し料理や茹で料理、野菜も豊富なので、食事のコントロールは非常に簡単です。当人は中国に来てからより健康になりました。






食堂の様子。非常においしく、価格も手ごろです。野菜もたんぱく質も豊富な食事が摂れます。
キャンパスは非常に広く、生活に必要なものはすべて揃っています。寮があり、食堂があり、運動施設もあり、図書館もあります。図書館はいつも満席です。


玉泉キャンパス。歴史ある緑豊かなキャンパスで、浙江省の文化遺産に登録されている校舎がいくつもあります。来年は浙江大学の創立130年記念年にあたり、キャンパス刷新工事が行われています。




