9月から、中国人民大学で普通進修生としての留学生活が始まりました。以前にも中国への留学経験がありますが、大学も立場も授業の受け方も前回とは大きく異なります。今回は、そんな留学最初の1か月で「困ったこと」と「面白かったこと」を紹介します。
そういえば
皆さんのマンスリーレポートを見ていて思い出したことがあります。留学に来る前の8月、私は漢語橋(中国語スピーチコンテスト)の世界大会に出場するために北京や福建省に2週間ほど滞在していました。その際に、2024年の留学中に利用していたVPNがつながらなくなり、Gmailを開けず、线上报道の機会を危うく逃しかけ、留学が破棄になるところでした。もし、留学直前の8月に海外に行かれる際は、連絡手段を確保することがとても大事だと思います。
困ったこと――初日から5時間、授業選びにも一苦労
留学初日、最初に待っていたのは入居手続きでした。9月1日に寮へ入ったのですが、すべての手続きを終えるまでに、なんと約5時間。中国での新生活は、なかなか長い一日から始まりました。
授業が始まってからも苦労は続きました。私は「普通進修生B」という非学位プログラムに所属しており、中国人学生と同じ教室で専門科目を履修しています。しかし、1年間だけ本科生に混じって授業を受ける留学生があまり多くないためか、申請ページからうまく履修登録ができませんでした。どこで、どのように登録すればよいのか分からず、いろいろな先生のところへ聞きに行き、ようやく授業を受けられるようになりました。
肝心の授業も簡単ではありません。専門用語が多いうえ、前回の留学から少し期間が空いていたこともあり、最初は中国語に耳が慣れず、先生の話を十分に聞き取れませんでした。
そこで助けられているのがAIです。授業を録音し、その内容をAIに読み込ませて、聞き取れなかった部分や専門用語を一つずつ確認しています。「今の時代に留学できてよかった」と思う瞬間です。そして何より、分からないことがあると周りの中国人学生が助けてくれます。まだまだ大変ですが、周囲の力も借りながら、なんとかやっていけそうです。
面白かったこと――40キロ自転車を漕いだ先にも「人民大学」
一方で、授業以外の時間は想像以上に充実しています。人民大学には日本人留学生がそれほど多くありませんが、知り合った日本人とのつながりから酒吧(バー)へ行ったり、北京市内から通州区まで共享单车(シェアサイクル)で走ったりしました。実は通州区にも人民大学のキャンパスがあります。「せっかくだから自転車で行ってみよう」という話になり、休憩を挟みながら約5時間、40キロを走って到着しました。留学中でなければ、なかなか思いつかない過ごし方だったと思います。

北京海淀区から通州区まで美团のチャリでフルマラソンの距離を完走
また、専門科目だけでは中国語を話す時間が十分に取れないと感じ、自分の語学力を伸ばすために語学留学生向けのスピーキング授業にも参加しています。そこで出会った人たちとお酒を飲んだり、バドミントンをしたりと、授業をきっかけに交友関係も広がりました。
さらに今月は、留学生活とは別に、在新潟中国総領事館が主催する訪中団にも参加しました。そこで出会った新しい仲間たちとは、毎日のように夜遅くまでさまざまなことを語り合いました。

新潟領事館が主催する訪中団に参加したときの写真
振り返ってみると、最初の1か月は「分からない」「聞き取れない」「どうすればいいのだろう」と困ることの連続でした。でも、そのたびに誰かに聞いたり、新しい方法を試したりすることで、少しずつ自分の居場所ができてきたように感じます。
授業についていくためにAIと格闘する日もあれば、40キロ自転車を漕ぐ日もある。そんな予想外の出来事も含めて、これが私の留学初月のリアルです。10月の新しい出会いにもとてもワクワクしています。

クラスメートに誕生日をお祝いしてもらいました。㊗️23歳




