「私が取り組んだ日中友好活動と、そこから得たこと」山岡美結(北京語言大学) 

「日中友好活動」と聞くと、とても大きなことを成し遂げたように聞こえるかもしれません。しかし、私自身が特別に大きな活動を行ったわけではありません。私は、日々の中国人との何気ない交流の一つひとつが、日中友好につながっていると考えています。

授業中の発言、街中での店員さんやタクシーの運転手との会話、友人との交流。一見すると、これらは単なる日常の一場面に過ぎないように思えるかもしれません。しかし、こうした場面で互いに言葉や意見を交わすことには、大きな意味があります。相手の国や文化について知り、自分の国について伝えることで、互いに対する理解を深めることができるからです。

以前、タクシーに乗った際、運転手の方から「日本はどんなところなのか」と尋ねられ、日本についてさまざまな話をしたことがありました。日本の文化や生活、私自身が日本で経験してきたことなどを話し、運転手の方の中国に対する考えについても聞きました。タクシーを降りる際、その方から「私はもともと日本が好きではなかったけれど、あなたの話を聞いて、少し良い印象を持つことができた。ありがとう」と言っていただきました。

一人の一般市民として、国同士の関係そのものを大きく変えることは難しいかもしれません。しかし、日々の何気ない会話を通して、相手に自分の国について知ってもらい、相手の国について理解を深めることは、私たち一人ひとりにもできます。この経験から私は、こうした日々の交流の積み重ねこそが、民間レベルでの日中友好につながるのだと気付くことができました。

そのため、これまで中国で生活する中で、中国人の方々と積極的に会話を交わし、互いの国や文化について理解を深めてきたことそのものが、私が取り組んできた日中友好活動です。今後も、一人の日本人として、中国の人々との交流を大切にし、身近なところから日中友好に貢献していきたいと思います。

北京最後の食事。学食の麻辣湯が恋しいです。

住んでいた大学の寮。国際色豊かで賑やかな寮でした。

帰国前最後の西安旅行。生の兵馬俑に感動しました。