「私が取り組んだ日中友好活動とそこから得たこと」大野瑚子(上海財経大学)

この留学を通して中国で生活し、さまざまな国の学生と交流する機会が増えたことがきっかけで、日中友好について考えることも増えました。教室で中国語を学ぶだけでは分からなかった価値観や文化の違いが、実際の会話や共同活動の中で自然と見えてきて、そこから「もっと知りたい」「もっと話したい」という気持ちが生まれました。この留学期間中にいくつかの活動に参加したので、そこで出来た中国人学生との関わりやそこから得たことについて述べていきたいと思います。

まず、2026年3月に参加した March Party では、語言生だけでなく本科生や予科生の多国籍の学生も集まり、普段関わらない人たちと話す機会がありました。私と同じテーブルに中国人学生がいて、このイベントを通して、一緒にご飯やお菓子を食べながら趣味や大学生活、互いの国についてお話することができました。短い時間の中でしたが、彼らの考え方や日本への率直な印象などを聞くことができ、国籍を越えて心が近づいた感じがして嬉しかったです。

March Party の様子.学校側が用意してくれたご飯やお菓子をみんなで食べました. 中国人学生と交流できる貴重な場だったので沢山お話できて嬉しかったです。

クラブ活動でも、中国人学生との関わりが深まりました。クラブ長の中国人学生がよく声をかけてくれて、個人的にBBQに誘ってくれたことがあります。その場には多くの中国人学生が参加していて、一緒にゲームや食事をしながらお互いの国の文化や学生生活について話すことができました。また、日本のアニメやドラマが好きな学生も多く、作品に描かれる日本の生活と実際の日本の暮らしの違いをよく聞かれました。彼らのイメージを知るのは新鮮で、私自身も「日本はこう見えているのか」と気づくことがありました。一方で、私も中国のドラマが好きだったので、作品の中の中国と、実際に住んでみて感じた中国の雰囲気を比べながら話すことができました。お互いが“作品として知っている国”と“実際に生活して感じた国”の両方について語り合えたことで、理解がより深まりました。

BBQの様子。この時初めてひまわりの種を食べて、思いのほか美味しくて衝撃を受けました。

BBQ時の様子. 中国にも人狼ゲームがあったので参加してみました. 結構細かいルールがあって難しかったですが、とても楽しかったです.

そして、日本語を学んでいる学生からインタビューを受ける機会もありました。日本語学習の課題として日本人に話を聞きたいということで、私に質問してくれましたが、私からも中国語学習のことや中国の若者文化について尋ねることができ、双方向の交流になりました。言語を学ぶ者同士だからこそ、遠慮なく質問し合えたことが印象に残っています。

留学を通して私が言いたいのは、友好は特別なイベントだけでなく、こうした日常の小さな交流の積み重ねから生まれるということです。少し話してみる、質問してみる、誘いに応じてみる。その一つひとつが、国籍や言語の壁を越えて相手を理解するきっかけになります。中国でのこの留学の経験は、私にとって日中の架け橋になるための大切な土台になったと共に、これからもこうした交流を続けていきたいと感じています。