留学生活の中で大切にしてきたことのひとつに、「日本と中国、双方の視点を持つ自分だからこそできることをしたい」という思いがあります。7月は、この半年間で私が取り組んできた日中友好活動と、そこから得た学びを振り返ります。
語学交流会
留学当初、私は中国人学生の輪の中で萎縮してしまい、思うように発言できませんでした。このままではいけないと思い、週3回開かれる語学交流会に通い、「毎回必ず自分から発言する」と決めて参加し続けました。
最初はうまく伝わらず悔しい思いもしましたが、続けるうちにお互いの言葉や考え方が分かるようになり、気づけば自然と深い友人関係が築けていました。中国語で本音を語り合えるようになったこの経験は、半年でのHSK6級取得にもつながりました。何より、「言葉は人と深くつながるための手段なのだ」ということを身をもって実感できたことが、一番の収穫です。


中国での交流は中国人に留まらず、中国語を通した多国籍の学生との交流からも多くの学びを得ることができました。
日中文化の比較・発信
もうひとつ力を入れたのが、日本と中国の文化を比較し、互いに紹介し合う活動です。たとえば、チベット族が使う木のお椀と、日本の伝統的な漆器(輪島塗)。あるいは、中国・福建省の女性が髪いっぱいに生花を飾る伝統的な髪飾りと、日本の舞妓さんの花かんざし。一見まったく別のものに見えて、実は「自然の素材を美しく身近に取り入れる」という共通の感性が根底に流れていることに気づきました。
こうした発見を中国語で友人たちに共有すると、「日本にも似た文化があるんだね」と驚かれ、そこから会話が弾みました。違いを探すのではなく共通点を見つけて伝えることで、お互いの距離がぐっと縮まりました。文化は、国境を越えて人をつなぐ確かな懸け橋になるのだと感じた瞬間です。

留学中には旗袍を購入して着てみました。実際に中国の文化を体験してみると、新たな気づきが増えてとても楽しかったです。
活動を通して得たこと
これらの活動を通して私が得たのは、「自分から動けば、国や言葉の壁は必ず越えられる」という確信です。最初の一歩を踏み出す勇気と、共通点を見つけようとする姿勢さえあれば、異なる背景を持つ人とも心を通わせられる。この学びは、これからどんな環境に身を置いても、私の大切な財産になると思います。これからも日本と中国、双方の視点を持つ自分だからこそできることを探し続けていきたいです。




