私には好きな中国のコンテンツがあり、いわゆる「推し活」を通じて知り合った中国人の友人たちがいます。一部の友人とは、イベントの際に現地で会い、同じホテルの部屋に宿泊したり、一緒に観光や食事を楽しんだりしました。
学校のイベントを通じて知り合った友人たちとは異なり、彼らの多くは「日本を含む海外事情にあまり詳しくない」「普段から外国人と積極的に関わる機会が少ない」人たちでした。そのため、日本に対して良い意味でも悪い意味でも先入観の少ない、率直でフラットな印象や意見を持っており、校内で知り合った中国人学生との交流とはまた違った学びがありました。
校内で知り合う中国人学生は、日本の文化やコンテンツが好きな人が多く、私以上に日本について詳しい人も少なくありません。一方で、共通の趣味を通じて知り合った友人たちの中には、私との交流を通して初めて日本について知る人も多くいました。その経験から、私自身が彼らにとって日本の知識やイメージを「0から1」にする最初の存在なのだと気付きました。
日本について話す中で、自国の文化や歴史について改めて調べる機会が増えた一方、彼らが見せてくれる日常生活や中国の文化にも強く興味を持つようになりました。
昨年秋以降の日中情勢の影響もあり、特に初対面では「国籍を理由に嫌な思いをしたらどうしよう」と不安に感じていた時期もありましたが、実際には、彼らは外国人の私を温かく迎え入れ、親切に接してくれました。国籍という線引きをして勝手に距離を置いていたのは、自分自身だったのだと気付かされました。今振り返ると、それは「日中友好」とは正反対の姿勢だったのかもしれません。
以前、イベント終了後に一人の友人から「今どこにいるの?○○でみんな待ってるよ!ご飯を食べに行こう!」という微信のメッセージが届いたことがありました。その時、特別なことを意識するのではなく、ごく自然に、誰に対しても分け隔てなく接することこそが、本当の友好なのだと実感しました。
彼らとの交流を通して、もう一つ気付いたことがあります。それは、既にある関係をより良いものにするだけでなく、何もないところから新たな関係を築くことも、日中友好の大切な一歩ではないかということです。
今回の留学では幸運にも多くの出会いに恵まれ、中国という地に友好の種を植えることができたように思います。帰国した今は、その種を日本にも植えていくことを目標に、留学後も日中友好の担い手であり続けられるよう行動していきたいと考えています。




火鍋の画像を除き、毎回外国人は自分のみという状況でも同じように接してくれ、ご飯にも沢山誘ってくれました。




