4月の上海はこれまでのどの月よりも天気が落ち着かない1か月でした。
日を跨ぐと10度の気温差がある日も存在し、毎日天気予報でのチェックが欠かせませんでした。

中国の天気予報アプリ。キャラクターが天気によって服装が変わるため参考になります。
体調を崩す学生も多くいました。私はそのたびに学校内にある病院をお勧めしました。
中国の大学内には、基本病院が併設されています。
診察料・薬代含めて20元以内に収まるため、金銭的負担が軽く、学生にとっては大変ありがたいです。
今回のテーマは「日本と中国の似ているところ・違うところ」です。
以前、山東省出身の友人と話していた際に、新たな発見がありました。
中国は食事の際、少し残すことがマナーだと思っていたけど…
中国人の友人と聚餐(いくつかの品を全員で分け合い食事を取る方法)をするとき、少し残して食事を終えることが多いです。私も郷に入れば郷に従いたいと思い、食べ切らずに食事を終えることがあります。(そもそも量が多いため食べ切ることが難しいです。)

聚餐の様子。 一品ごとではなく、クーポンを使用してセットで頼むことが多いです。
その日は彼女と聚餐の中国料理レストランに入り、食事を取っていました。
残りのおかずが少なくなってきたとき、彼女から「あと2品だけ余っているから、担当を決めて食べ切ろう、そうすれば残さなくて済むから」と言われ、各々好きな品を選び、食べることにしました。
私は中国の人は習慣的に少し残すことが礼儀だと思っていたと伝えると、彼女は、そのような話はあまり聞いたことがないと言っていました。
私が聞いたことのある食事を少し残すマナーについて話すと、彼女は唐代の李紳の書いた漢詩「悯农(其二)」を教えてくれました。
内容を要約すると、真夏に農作業をする農民がいて、食卓に並ぶお米一粒一粒には彼らの苦労が込められているというものです。
米一粒には神様が7人いるという日本の言い伝えに似るところがありますね。
後日改めて食べ残し文化の存在について尋ねると、改まった場面では食べ切らずに食事を終えることがあるそうです。
また、まだあまり親しくない家に招かれて食事をいただくときは、たくさんは食べないそうです。
理由は、まだ親しい間柄ではないため食べ控えたり、食べ切ってしまうと「もしかしたらまだ食べたい、お腹いっぱいじゃないかもしれない」と招待者側が考えてしまったりする可能性があるからだそうです。
最初にお話しした中国人と聚餐を食べるとき、少し残して食事を終えることが多かった話しましたが、中国人の友人たちは「せっかく来てくれたのだから、美味しいものをたくさん食べてほしい」と考えてくれていたのかもしれません。今振り返ると、それは温かい歓迎の気持ちの表れだったように思います。
まとめ
「中国では食べ残すことが礼儀」というのは、かなり限られた場所での話ということが分かりました。一般的には、できるだけ食べ残しをしないという意識があり、その点は日本人の感覚とも共通しているように感じました。
すでに8か月中国に滞在していますが、知らないことが多く、まだまだ新鮮な感覚が衰えることはありません。
おまけ:お持ち帰り文化
お腹いっぱいで食べ切れない場合は、お持ち帰りの容器に入れてくれます。食べ残しは減らせますが、プラスチックごみが増えてしまうのではないかという懸念はあります。


大学内の猫、ヤヤ。態勢が面白かったので写真を撮りました。




